スズメのチー子



今日は蒸し暑い一日でした。

汗が後から後から出てくるし、家の廊下中ムワ~としていて
たまらない・・・。
だから出かけることにしました。<逃亡
壁紙屋さんが汗かきながら壁を貼ってくれているのに・・・。

ふと庭の通路に小さなもの発見
それは飛べそうで飛べないスズメでした。
見た目はそこそこ成長しているけど、羽を羽ばたかせても
飛ぶことが出来ないスズメのヒナ。


巣から落ちたか・・・はたまた飛ぶ練習中の脱落者か・・。

チー子と名付け、しばらく様子をみることにしました。
チー子はたまに鳴くのですが、母親らしきスズメは来ません。
そーっとスコップですくい上げ、畑の安全そうな所に置きました。
たどたどしい足取りで歩くチー子
うーん、まだ飛べないのか・・・。
このままじゃ蛇に食べられるのでは・・・。
嫌なことばかり頭に浮かびます。


出かけ先から戻り、畑のほうへ行くと、
まだそこにうずくまっているチー子
おいおいどうするんだ・・・?
さすがにここまでくると目が離せません。

親戚のおばちゃんに鳥のひなの世話を聞きました。
「猫の餌をふやかしてあげるといい」
など色々情報を仕入れ、とにかくタオルを敷いた籠に
チー子を寝かせました。
その上で猫のふやかした餌をちょいと置きました。
食うわけ無いね・・・・
だって今までおかあさんが口移しで食べさせていたんだから!
こんな小さなスズメの口を私ががばっと開くわけにいきません。
怖すぎる・・・

情けない人間卯月は、結局世話出来るはずもなく、
主人とともに、少し離れた畑の土手へ放しました。
もう愛着がわいていたのですが、
自然界にまかせるしかないと思いこませて、泣く泣くチー子と別れました。



うーん、なんで飛ばないの???

コメント

  1. すずめ
    昔々私が中学生の時に「すずめ」を飼ってました。
    こうして巣から転落したものを手乗りすずめにしましたよ。

    凄くなれて外へ連れ出しても決して私のそばから離れることはありませんでした。
    あまりにも慣れすぎて、私が寝ているときに懐に入ってきて、私につぶされてなくなりました。
    悲しくて悲しくてしかたない思い出でした。

  2. 卯月 より:

    バルタンさんへ
    あまりにも悲しい思い出ですね。
    やはり寝るときは別々がいいんですね。

    私もミーコを育てるとき、すっごく神経を遣いました。
    だって寝床に潜り込んでくるんですから。
    たまに片腕で押し潰していたりして
    すごい恐怖を感じました。

    でもそのスズメちゃん、すごくバルタンさんを慕っていたのですね。

  3. 愛知の卯月 より:

    Unknown

    出来ることなら助けてあげたいチー子。でも、簡単に助けることは出来ない・・・。
    自然の厳しさを感じます。

    チー子に、厳しい自然を生き抜く力がありますように。

  4. 卯月 より:

    愛知の卯月さんへ
    所詮、自分は小さい命を助けることが出来ないという現実を思い知らされ、分かっていたけど情けなくなりました。

    それでもチー子の命が少しでも長くあることを切に願います。

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