「菊乃井」後編です。
秋づくし懐石まだまだ続きます。
杉板で包まれて焼かれたお魚(スズキ)にはすごくいい風味がつきます。
鴨は胡椒焼きでシンプルに。
どれもこれもいいお味なんですが、最高にびっくりしたのは
くるみの飴煮・・・・
こんなの食べたことないってくらい美味しい
身がぷりっぷりでたまらない・・・・香ばしくて甘くて椎茸サイコー。
箸休め
車海老の味噌スープ
もう・・この時点でお腹は95%以上・・満足していました
が・・・・
蟹・・・・蟹がきましたよ。
うお!!!そういえば解禁されたんだよね~~
今年一番の蟹を・・たんまり味わいましたよ。
ここでびっくりしたのは「蟹酢」の美味さ
だいたい酸っぱすぎたりするんだけど、ここのはものすごく
相性がよい。さすが名料亭。
酢橘を搾ると格別の味。
蟹味噌・・たまりませんね・・・。
日本酒と頂くと・・もう夢心地です。
蟹をホジホジしている間は無言・・・・。
これはセオリー。
煮炊き物
穴子と金時人参と蕪・・・・ちょっと甘めのお出汁が蟹の後にはきつかった。
普段ならばくばくいくのに・・・。
このお料理が出た後に、菊乃井の女将さんが挨拶にきてくれました。
迫力ある京美人・・・!
丁寧な京都言葉で明るく、世間話をしていってくださいました。
「素材にほんの少し、手を加えさせて頂いているだけどす」
の言葉に
ほんの少し????
と思いましたが、実際そういうものかもしれません。
素材は日本各地の契約農家から取り寄せて、
あとはそれを引き出すための手間だけ。
でもその手間が難しいですよねえ。
名料亭の女将ならではの迫力でかなり圧倒されましたが、
「菊乃井」の強さを感じることもできました。
★いくらのおこわ★
いくら美味しいです。
ほんと贅沢なんですけどお腹が・・・お腹が~・・・・・。
残念ながら漬け物は好みではありませんでした。
完熟した柿にブランデーがぽとり・・・。
いい香りで柔らかな果肉に染み渡っていました。
これが絶品。
いちじくの羊羹。
おなかがいっぱいなのにするっと入る。
柔らかくて喉ごし最高。
抹茶も頂きました。
さすが名料亭「菊乃井」。
驚きと感動と繊細さが感じられるお料理の数々。
素材を活かしている味付けにはほんと脱帽。
これだけのお料理はここでしか頂けないと思います。
京料理にしては「味は濃いめ」なのは間違いありませんが、
「菊乃井の味」なのでしょう。
大事なお客様をもてなすにはすばらしい料亭だと思います。
今回は一人25000円のお料理でした。
値段以上の満足感を得ることができる料亭です。
http://www.kikunoi.jp/honten.htm
↓キャッチコピー抜粋
京都の街並みを千古の昔から眺める東山。
その山懐980坪に「菊乃井」はあります。
東山の真葛ヶ原は、いにしえより花を愛で、
月を愛でる遊興の地でした。
菊乃井では今もなお、風雅風流の習いを伝えて、
都の宴を饗します。
料亭という和の空間に漂う、優雅の気配。
京都の季節に生かされてのこその京料理を、
美酒と美風のもとで、ごゆるりと。
コメント
Unknown
絶対に菊乃井に行ってみよう!と思わせる素晴らしい投稿でした^^
ごっくん・・・
ジーーーっとお料理を見続けて
最後に
ごっくん+ため息
杉板で焼いたスズキ
食べてみたいな~
八寸も秋満載ですごくおいしそー
私も菊乃井のお料理を食べて「ごちそうさまでした!」
って言いたい。。。
mamioさんへ
お薦めです。
是非行ってみてください。
また感想もきかせてほしいです。
misoraさんへ
本当に美味しいお料理でした。
器の美しさに脱帽です。
これだけのクオリティを保つということは
ほんとに大変なんだろうな。