蟹・・・を楽しみにここ数ヶ月待っていました。
しみじみと・・・
いつもなら福井へ・・・と思うのですが、「和久傳の焼き蟹」は有名なので
一度味わってみたいと思い、奮発?しました~
初めてお食事した時と同じ茶室へ。
過去の記事(初めての和久傳)はこちら
http://blog.goo.ne.jp/utsuki321/e/74bdf25e61e13571257c29d6856ab785
京都の夜は肌寒い・・ということで
掘り炬燵です。
ぬっくい~。
しみじみ懐かしさを感じます。
お店は全室が埋まっています。
芸子さん達とのお茶屋遊びのにぎやかな声なども聞こえます。
やはり紅葉の時期は混むようですね。
おなじみ、竹に入れたつめたーいお酒。
ぐい呑に3杯・・ほど頂いたかな?
「胃カメラのむため、医者に止められているからあまり呑めない」と
・・・ぶつぶつ言っていると
仲居さんが優しい笑顔で身体を心配してください、
竹筒ごと、持って行ってしまいました。
心の中にすきま風が吹いたけど・・・・
お料理 一品目は「穴子の薄造り」です。
なんとも繊細な包丁仕事。
薬味に茗荷があって幸せ~。
これまたポン酢が絶妙。
私、ポン酢にはうるさいんです。
大阪の「与太呂」に張り合うくらい美味いポン酢でした。
二品目は白子がたっぷり入ったお出汁にふんわりお豆腐が浮かんでいます。
ぱらりとかけられた柚子は少しでも強烈な香り。
お出汁は・・悶絶するほど美味しかった。
濃厚なお出汁なんだけど、口にはさらっと。
絶品でした。
三品目 ごまがふんだんにつかわれた和え物
蓮根の歯ごたえがとてもよかった。
胡麻の香りと味がいつ食べてもすごく感動します。
さてお待ちかねの「蟹さん」の登場です。
今回の蟹の出所は
京都の「間人(たいざ)」です。
★豆知識★
ズワイ蟹は地方によって名前が変わります。
丹後・山陰地方では「松葉蟹」、福井県や石川県では「越前蟹」、
その他の地方では「ずわい蟹」と呼ばれています。
京都府の丹後半島の間人(たいざ)港に
水揚げされた蟹が間人(たいざ)蟹なのです。
今回は、「焼き」と「蒸し」で調理していただきました。
「焼き」はもちろんお部屋の中で焼き方さんがつきっきりで
いい香りを出してくれます。
いい備長炭を使うと、炭の香りもまた最高ですね。
お部屋に紅く染まった炭が入ってくると温度がぐっと上がります。
ちょっと汗ばむくらい。
なんとも上品な焼き色。
黒い焦げ目がほとんど見あたらない。
うっすらと黄金色に焼けた殻が香ばしい匂いを漂わせています。
別のお箸でちまちまと頂きます。
・・・・・私、蟹の身ほぐし・・へただった。
でも大ぶりの足なのでなんとか・・・・・。
しかし蟹爪は主人へパス!
ちょっとしょんぼりとした私を喜ばせる一品がここで登場。
「蟹酒」
でございます。
フグのヒレ酒が大好物の私。
「蟹酒」が嫌いな訳ないじゃないですか
とっても薫り高く、甘いお酒です。
アルコール分がとんでいるのでグイグイいける。
たまりません!!!
もちろんお代わりしましたよ、フフフ
身体の具合を考えなけりゃ、あと4杯は確実にいってたな(笑)。
私が満足気なのを横目に、主人は蟹を貪っていました。
甲羅からしみ出した蟹の味と濃厚な味噌。
幸せです。
お蕎麦は去年のほうが軍配あがりますね。
毎年、特注でお蕎麦を打ってもらっていると聞きました。
蕎麦の実の出来でもちろん味は左右されるでしょうね。
ここで満を持して「美人女将」の登場です。
一部の方々の熱い?コールに応えて、画像アップ許可まで頂きました(笑)。
いかんせん暗めのお部屋なので難しかった!
笑顔がとってもチャーミング。
とても雰囲気のある女将さんです。
お話も聞き上手、話し上手で、きっとファンが多いだろうな~。
長々と、お話を聞いてくださり、ありがとうございました to 女将さん
あまりにも話過ぎて、喉が疲れ、お腹は膨れ・・・・
しかし美味しいお料理はまだまだ続く。
「蒸し蟹」さんです。
蟹味噌付きです。
蟹酒で蟹味噌をつまむ・・・これだけで充分幸せ~。
蟹身はほとんど主人へGO
美味しいものは少しで満足出来ますね。<下手な言い訳
「これはなんぞや?」
お餅・・ってのは見たら分かるがそれだけじゃあないだろう・・。
焼き方さんがじっくり芳ばしく焼いてくださったお餅。
一口かじると、中には、なんとも美しい「からすみ」が
これは珠玉の逸品です。
〆はやっぱり「蟹雑炊」。
お腹がいっぱいのはずなんだけど、
とても美味しいお出汁であっさり頂けました。
果物は旬の柿。
奈良のものだそうで・・・。
熟され加減がよく、とても甘みがさらっとしていて、
皮もしっかり頂けました。
ふんわり葛餅とお抹茶。
キレのある料理の数々にお腹だけでなく、心が満足しています。
とても美味しかった!
間人蟹は初めて味わいましたが、
三国の越前蟹とはまた全然違うんですね。
蟹もいろんな場所で
食べ歩いてランキングがつけれるようになったら理想かも。
・・・・・その前にしっかり蟹身剥き出来るようにならなきゃ・・・・
過去の記事はこちら
http://blog.goo.ne.jp/utsuki321/e/023ff1ae5a7076f947c5404390c9bc01
http://blog.goo.ne.jp/utsuki321/e/dc5ffaaddc4a1e5bf1adc20865e073ab
コメント
皆様へ
女将の写真、このくらいでご勘弁を。
一応正面を向いた写真などもたくさん撮らせていただいたのですが、
女将本人から
「いやぁ、恥ずかしぃですわ」
(うーーん、はんなりした言葉を文字にするのは難しい)
ってことで、この写真ならって事でブログアップOKして頂いた次第です。
気になる方は是非、ご訪問ください。
美人な女将&蟹
女将さん、きれいな方ですね~
はんなりとした京都弁を使うのが
またうらやましい!
(金沢弁を使いこなす私とは違うな・・・)
蟹も美人☆
焼き・蒸し・蟹酒
どれも輝いてます
からすみ入りの焼餅
どんな味なんだろ~?
『珠玉の逸品』食べたいなぁ
ああぁ~ん!
何だかぁ~!ナンダカナぁ~!
二人だけで、こんな美味しそうな料理を!
ましてや、こんな若くて美人な女将の側で!
羨ましい、妬んじゃうぞ!
蟹は、やっぱり蒸さないとねぇ。焼き蟹は未だ経験無し。
驚いたのは、「穴子の薄造り」と「カラスミ入りの御餅」
いやぁ、最初は河豚かと思いましたが、身がピンク色だったので「ん?」と。私は初めてです。
御餅は、さぞかし美味しかったでしょうねぇ。
ゴクッと唾飲んで、唸るしかないな、こりゃ。
すんません…
希望を叶えて頂き、恐悦至極です。
今後とも随時掲載されたく、お願い申し上げます。
料理の写真が、あまりにも素晴しかったので、忘れちゃいました。
美しい
料理を目だけでも十分味わえるくらい美しい
ココまで綺麗だと 食べるの勿体ないなぁ
( 子供の頃から綺麗すぎると食べられないの )
焼き蟹って甘みが増して大好きです
いいなぁ いいなぁ
卯月さん 飲みたかったね~( 解るよぉ )
目で堪能
素晴らしい!
穴子の薄造りなんて初めて見たしっ!
竹酒美味いですよね~
蟹酒?それも美味いに違いないっ!(笑)
あぁ~蟹味噌、食べたい~酒を入れてのみたい~ぃぃ
そしてからすみのお餅???
なんというサプライズ!!!
甘くない餅なら食してみたいし、あと柿。
私、柿には興味がないのですが、皮と実の
境目がないこの柿はちょっと食してみたいです。
そして女将の美しさ!!!
美人好きにはたまらんです(笑)
はんなりと、京都の女性はなぜにこんなに
美しいのでしょう・・・
また着物も素敵ではないですか~
あー、写真でお腹一杯の気分になりましたぁ
ふあ~♪
言葉にもなりませ~ん。
蟹味噌にもクラクラしましたが、
からすみ入りのお餅!?
もう想像の域を超えて、想像できません^_^;
女将さんは、愛読する樋口可南子さんの着物本で
拝見させていただいたことがあったのですが、
うーん、こうしてブログでまた着物姿を拝見できるなんて幸せ~。
美しい~♪
さらに一筆…
果物の柿なんですが、奈良の柿ですよね。
完熟した容姿でお出ししているようですね。
藁にでも寝かせて、特別に熟させているのか?
それとも焼酎に漬けて、歯応えあるギリギリのところで取り出しているのか?
芯を残して、種ごと溶かしている様な見事な切口。
ウ~ン、気になる。
気になるといえば、女将さん…です。
和服姿が凛としていて、とても素敵。惚れ々しちゃう。
ワイがエエトコのボンボンで若かったら、何度も食事に行って、口説いたるのになぁ~。
いや、今だって口説いたる、待ってなはれや、ご新造はん♪
妄想が、爆発モードにはいりましたので、緊急停止します。失礼しました。
我慢しようとおもったけど
ここまでコメントつくと、お返事大変だろうと思って
我慢しようと思ったんだけど~無理!(笑)
なんて贅沢で美味しそうな食事なんでしょう☆いいなぁ(*^_^*)
生の状態から焼いたかに味噌って、めちゃウマじゃないですか?
料亭じゃなかったら「ご飯ください!!」ですよぅ~
そして憧れの「からすみ餅」コレ結構ステキな値段で
妄想の味なんですよ…きっと食べたら鼻血でるわ私。
なかなか行けない場所と思いながらも、
きっと卯月さん「体調整えて(蟹の季節に)リベンジ」目論みかと?
美人も好きなのですが(ぉぃ)やはり花より団子?!派ですわ
ひえええ(^_^;)
皆さん、食いつきがよくてびっくりでやんす。
特に狸親父さん!妄想ストップかけますよ(笑)。
misoraさんへ
本当に京美人って感じです。
たおやかでいて芯がしっかりとしている女性で
頭の回転もすごく良さそう。
そりゃ、男性陣が黙ってるわけないですよね~。
金沢弁とは富山弁とも違いますよね。
どう違うのか、まだはっきりしませんが・・。
金沢も金沢美人という項目があるので
京都に負けていられませんね(笑)。
お料理も女将も京都のあったかさを感じることが出来、とても満足できました。
狸親父さんへ
かなり興味がおありのようで・・。
これはもう現場へ行って満足していただくしかないような気がしてきました(笑)。
女将は好みでいらっしゃいましたか・・。
なかなか手強い美人女将ですよ~。
あんな美人に惚れて貰ったらかなり男冥利に尽きるのではないでしょうか。
私、今回初めて間人の蟹を食しましたが、
まろやかな甘みと香りがすごく良かったです。
味は、もしかしたら越前が勝つかもしれませんが・・。
からすみ餅の出来映えにも脱帽ですし、
穴子の薄造りは芸術です。
是非是非、京都へ足を運んで下さいまし。
続き・・・
komomoさんへ
大丈夫!!
見た目が美しくて、額縁にいれたくても
香りでノックアウトされ、
自然と箸が伸びるようになっております(笑)。
私・・今回こそ、へべれけになるほど飲みたかったです。この悔しさ、分かっていただけます?
美味しすぎた蟹酒はいまだに私の後ろ髪をひっぱっています。
京都からずーっとね。
megさんへ
megさんも充分美人でらっしゃいますよ。
京都美人に対抗されますか(笑)?
蟹酒は堪りませんでしたね。
こんなに自分の胃を恨めしく思ったことはありません。
ものすごく香りがいいので
ついついごくりとのんでしまい、
あっという間に空っぽ。
蟹味噌の濃厚さと
このお酒のほのかな甘み・・・最高のコンビです。
これだけで2時間はイケルと思いましたよ。
そして柿!!!
これは芸術品です。
とても美しい。
熟して素晴らしい形と色をキープしているんです。
なんと贅沢な!
このお店のフルーツは毎度びっくりさせられますね。
着物姿の京美人、いつか是非会いにいってみてくださいね。
紫陽花さんへ
「想像の域を超えて想像できない」
なるほど・・新しい表現ですね(笑)。
そういう時もあるかもしれません。
とにかく美味でした。
女将さん、そんな素敵な本に登場していましたか!さすが奥が深い!
樋口可南子さんもたいそうな美人でらっしゃいますよね。私ファンですよ。
いや~その本、ちょっと見てみたいなあ。
かにたまさんへ
お気遣いありがとうございます。
大丈夫ですよ~、なんとか・・汗。
でも皆さん、美人好きなんですね~。
いや、私もそうですけど・・。
主人は被写体としか考えられないようで、
それ以上でもそれ以下でもないみたいです。
(ん?ずうずうしいのか?)
さて「からすみ餅」についてですが、
お高いのでしょうか?
マジで?
しらんかった~・・汗。
なにせ初めて食べるんだもん。
もっとチマチマ食べればよかったかな?(笑)
カラスミって確かにたかいんですよね。
昔お歳暮にもらった時、母が大事にしまいこんで固くなりすぎていたことがあります。
妄想の味・・で鼻血・・本望ですね。
私も何品かあるんです、そういう料理。
さてリベンジなるか!!!
つ~か明日胃カメラ・・ドキドキだわ。
紫陽花さんへ
その本、本日探してきたのですが、検索にひっかからず・・・。
樋口可南子さんが書いた本・・・ではないんですね(笑)
さっき適当に検索してみましたが・・・
「樋口可南子のきものまわり」
という本でしょうか・・・?
からすみ餅
卯月へ
普通に売ってるやんか。
http://www.wakuden.jp/omotase/shohin/oshitaku11.html
本のこと
ああああ~申し訳ございません~。
ひ~え~、適当なことを書いてしまったせいで
検索にお時間がかかってしまったようで・・・。
そうです、樋口さん著ではないです、
すみません。
その上、もう一つお詫びが。
私のブログで以前紹介した本なのですが
コチラです↓
http://blog.goo.ne.jp/ajisai15/d/20080719
・・・・どちらの本に載っていたか忘れてしまいました(汗ッ)
今すぐにでも調べて、お伝えせねば~と思ったのですが、
両方とも友人に貸しており、
さっき友人に(明日会うので)「明日要返却」のメールをした所です(^_^;)
詳しいことは明日までお待ちください(焦ッ)
でも、かすかな記憶では多分「きものまわり」の方に、
白っぽい着物で写っておられたような・・・。
ああ、また不確かなことを書いて~!!!
しばし、お待ちを。
追伸 最近、卯月さんのお家では
ブログ会話が流行ってるんでしょうか?(笑)
紫陽花さんへ
いえいえ、お気になさらずに・・。
主人の好奇心でちょっと聞いただけですので。
今度、本屋で探してみます。
着物通の方は、良く知ってらっしゃる本なのかな?
「ブログ会話」についてですが・・・
・・・・なんともいえません。
我が家では主人は独断行動をすることが多いので、いつのまにかいろんな人のところに
顔を出している・・って状況です。
今までだんまりだったくせに・・どういうことやら。
本のこと2
何度もお邪魔してすみません(^_^;)
どちらの本に載っているか確認しました。
ジャン!両方です(^.^)
「樋口可南子のきものまわり」での若女将さんの白い着物姿が印象的だったので、
忘れていましたが、「ものものがたり」にも掲載されていました。
それに、からすみ餅も(笑)
↑でも、お餅に挟さんである写真は載っていないので、
ピンと来なかったようです。
どちらも素敵な本ですよ~(^.^)
卯月さん、胃カメラ大変でしたね。
でも、何事もなく本当に良かったですね。
そうそう!
連続投稿で必殺コメント延ばし~(ごめんね)
そうそう、旦那様がリンク先にされてたそれです!
そのページ見て「からすみ餅」がインプットされたんですよ☆
ボンビーちゃんなので、1枚あたりの価格を計算してしまい
フッ…と悟りを開いて妄想(笑)
でも、それだけの価値がある味だという話ですってね(^.^)
あ・・
読み返した途中で投稿してしもた…
胃カメラもなんともなくてヨカッター!!
早速リベンジ計画練らなくちゃね♪
紫陽花さんへ
ご親切にありがとうございます~。
今度是非買いに行こう(笑)。
(着物のなんたるかも分からない私にその本が必要かどうかは突っ込まないで下さい・・)
からすみ餅まで載っていましたか!
あれ本気で美味しいですよ~。
香りもいいしねえ。
胃カメラ!達成感ありました(笑)。
とにかくご心配いただき、ありがとうございました。
かにたまさんへ
コメ伸ばし歓迎!(笑)
からすみ餅・・売ってますねえ~
お店で食べたものと同じ味かどうかは
分かりませんが(笑)。
でもほんと良いお値段。
ちょっとやそっとではお取り寄せできないわ~
正月とか???
・・ちなみに高台寺和久傳のおせちは
8万円からでした・・・ひ~
私も悟りを開いてみよう