失敗失敗・・・・

 


 


未熟な人間なもんで・・・・


正直、「介護」うんぬんじゃなく、人としてやっちゃったね!って感じで


もやもや感があります。


義父が仏壇の前で「香灰」をぶちまけたらしく、
その後慌てて「座敷ほうき」と「ちり取り」を探し始めた。

座敷ほうきはすぐに見つかったらしいが、ちり取りが見つからなかったようで、
そこで代用したのが「団扇」だった。

私は少し離れたキッチンから「ん?」とその時気付いた。

慌てて飛んでいったけど時既に遅し・・・。

団扇の上には灰色の灰(当然)がてんこ盛り。
さらに乗せようとしていた。

思わず大声をあげて非難してしまった。


ただの団扇なら問題はなかったし、私もきっと代用したかも。

でもその団扇・・・卯月の父にプレゼントしたちょっといいヤツだったんだよね。

クローゼットの端っこの方に隠してあったのに何故見つけたんだ??


義父、無言。
大声だしたから主人と卯月父も飛び出てくる。


怒鳴ってから気付いたけど、アルツハイマーの人に大声は禁物なんだよ~。

ああ、やっちゃったな と思ったけど、しばらく怒りが収まらないので
団扇を奪い取って、叩いて拭いて拭いて・・紙袋にいれて片付けた。

ちり取りも猛スピードで見つけ、主人にバトンタッチ。


O型なので15分ほどで怒りはおさまったけど。



きっと義父はビクビクしただろうな・・と思うと悲しくなった。


昨日、ためしてガッテンで「認知症の介護」という特集だった。

どんな新しいことが・・・と期待半分で観ていた。


・・・・・・・正直、特に新しい情報はなく・・・・ちょっと落ち込んだ。

でも、介護者である私たちに定期的に思い出させてくれる事は評価する。
相手の立場にたって・・・相手の気持ちを汲んで。
否定しないこと。
介護しすぎないこと。

全部頭で分かっていても、すぐに忘れてしまう。


義父は優しい人なので、ぐっと我慢している事も多いだろう。
それが分かるので私も出来るだけ気をつけようとしているが、
所詮 未熟者なもんで・・・イラっとするんだよね。

最近、ニュースで介護者が認知症の家族を殺しちゃうって事件多い。

一昔前なら「なんてヤツだ!親を殺すなんて!子供のくせに!」って非難GOGO。

でも現在は「わかる・・すごく辛いもんな。」と同情的な意見のほうが多い。

親が子を認識できなくなって、その上妄想たっぷりで暴れるようになったら
皆さん、どうしますか?




コメント

  1. すず より:

    初めまして
    ためしてガッテン。
    観たかったのですが、勤務で見れず、どのような内容だったのかな…と思っていました。

    「叱らない、相手の立場で」
    繰り返し言われていることですね。
    でも、家族として関わると感情的になりやすいので実際には難しい面もあるだろうなと、思ってしまいます。
    私は介護士として現場に携わっているので、まだ、感情的にならずに済みますー。
    (認知症になると、びっくりするようなことを健常者の目から見ると「やらかし」ます。具体的には書けませんが)
    私は深呼吸するようにしています。
    これだけでも、「一息」いれられるので効果がありますよ。

  2. meg より:

    えらそうなことは言えないけど
    私は同じ経験をしていないので、えらそうなことを言えたぎりではないけど
    人間ってそういうものだと思います・・・

    介護ではないけど、先日の大阪の幼児2人を置き去りにして殺してしまった母親のことだって、
    許されないことではあるけれど、誰しも同じ立場だったら紙一重だと思ってしまいうし。

    講談師の田辺鶴英さんが「「認知症の人は、何を食べたかを忘れるから
    毎回同じものを作って、喜んで食べていただく」
    っておっしゃっていました。
    TVで見たんですけど、なるほど~、発想の転換でこんなふうに思えるんだ~
    ってちょっとびっくりしました。

    イラっとしちゃう自分にがっくりきても、生きてれば、暮らしていれば仕方のないこと、
    普通ならお互い話して「ごめんね~」「気にするなよ」でしょうけど
    一緒に暮らしている家族なら仲直りできるじゃないですか?
    それが義父様の場合は、「なかったこととして忘れてくださる」と思ってみるのも
    田辺さん的介護なのかも?

    あー、もー、経験したこともないのにほんとえらそうでごめんなさい!

  3. teko より:

    Unknown
    卯月さん未熟じゃないですよ。

    私、介護士してますけど、あくまでも仕事なので、職場を離れればリフレッシュもできます。
    在宅介護されているご家族の方は、24時間体制なので、本当に心身ともに大変だと思っています。

    義父さんのことを本当に大切にしている卯月さんと卯月さんの旦那様。
    それは、このブログを読んでいれば、ひしひしと伝わってきます。

    私自身、常に心がけていることで、モットーにしていることがあります。
    『物事は80%の力で。20%の余裕が笑顔を生む』
    ということです。

    卯月さんには常に20%の余裕を持っていてもらいたい。
    どうすれば、その余裕が生まれるのかは、卯月さんの性格などにもよると思うので、人それぞれ違うとは思います。
    余裕が生まれる場所・方法を模索してみて下さい。
    100%完璧で、天使のような人間なんて、いません。
    それを目指してもどこかで無理が出ますから。

  4. がつたま より:

    大丈夫ですよ♪
    家族だもの。
    イライラする時だって、いい時だってあるもの。
    卯月さん、自分を責めなくていいんだよ。
    それが家族なんだよ、きっと。

  5. おによめ より:

    Unknown
    頑張らなくていいですよ
    まだまだ 先は長いです そんな こんなを繰り返して 自分に折り合いつけてゆくものです
    時には ギブしないと 続きませんヨ
    預けたら 預けたで 自分が情けなく 落ち込みました が
    笑顔で接することが やっと 出来るようになりました 余裕ができて 笑顔になると 相手も 穏やかで 優しくなるものですよ
    介護は 自分さがしかも
    善い嫁は捨てて 鬼嫁になったら 楽になったかも 
    今の自分に 出来る限りの事を することしかないと思ってます まわりは 好きなこと言うだけですから ダーリンさえ わかっていてくれれば よしとしましたワ

  6. ウメコ より:

    Unknown
    シンドイですね。目を通していて心臓が苦しくなります。
    いろいろあって、お友達のお家は一面ビニール張りになっていた時期がありました。
    年をとっって人に迷惑をかけないようにと思っても、こればかりはどうなることやら。
    卯月さんのお父様も、さぞお辛い事とお察しいたします。

    思い切って、他人の手を借りる事もひとつの考えかと思います。
    でも、胸中複雑ですよね。なかなかできませんわ。
    どこかに卯月さんの良い逃げ場がみつかりますように…

  7. なおます より:

    Unknown
    どうするかな・・・・・
    半身まひで寝たきりの母親のときは、介護も3年半超えたら精神的に肉体的に限度でしたね。

    もう死んでほしいとおもいましたね。
    これでも 介護保険のサービス すべて利用した上でです。

    実父は暴れないけど 最近人間としてくずれてきてます。

    くずれる前は感情ぶつけて言い争いばかりして
    ました。

    うちらなりに母親の介護等ではげしい経験(他人様からみればまだまだやさしい方かも知れないが)

    それがあるから、今 私のほうがあきらめ的で穏やかに接してます。

    感情荒げて当然ですよ。
    普通ならまだそういう目になる年代でもないんだから。
    大波を経験して、また見える生活もあるものです。

    同じ心の旦那様がいらっしゃる。!!!

  8. 卯月 より:

    すずさんへ
    初めまして!コメント下さってありがとうございます。

    介護士さんのご意見、ごもっともだと感じます。
    他人に接する=家族に接する
    こういう方程式は成り立ちませんよね。
    私も一息ついてから、行動を起こさなくてはならないなあ~と感じました。
    一瞬でいいんですよね<心を落ち着ける方法

    感情的になる自分を律するのは難しいモノですね。
    これからもアドバイスください!

  9. 卯月 より:

    megさんへ
    すみません、なんか色々アドバイスいただいて・・・嬉しいやら恥ずかしいやら複雑です。

    私なんかまだまだ救われている立場なのに・・とつくづく思います。

    田辺氏の話、ごもっともだと思います。
    発想の転換!これが一番楽になれる方法なんですよね。
    わたし自身、それを常に心に置きながらも
    この「ていたらく」・・・。
    でも胃が痛む事の無いように、考えすぎないようにするって難しいわ~。

    まさしく難題です。

    義父の症状からすると、きっと忘れてくれているのでしょうね。
    でもいつか、後々・・ふと思い出して萎縮されたりしないか、それが心配です。

    まだまだ序盤戦!色々勉強ですね。

  10. 卯月 より:

    tekoさんへ
    ちょっと今回凹みましたが、いつまでも引きずらない質なのですぐに復活!

    反省すべきは反省してまた次に活かせたらいいなと思います。

    tekoさんは現場で生々しい介護をされているんですよね。20%の笑顔と共に。

    本当に素晴らしい事だと思います。
    ひっくり返っても真似できません。

    「20%の余裕」これすごく心にきました。
    この20%は自分の為にも残すべき余裕だと思います。
    笑い飛ばせる活力をこの20%から生み出したいですね。

    いいアドバイス、ありがとうございました。
    まだ100%介護状態ではない義父なので
    幸せな生活です。

  11. 卯月 より:

    がつたまさんへ
    家族なんだよね。

    家族の中に、一人だけ異質な人間がいる・・・

    こういう考えに捕らわれがちなんだけど
    それはこれからの介護にマイナス要素。

    家族だから許し合えると思いながら
    義父にとってよい接し方が出来たらいいなと思います。

  12. 卯月 より:

    おによめさんへ
    ありがとうございます。

    本当にその通りだと思います。
    人それぞれの介護の仕方があり、それを理解してくれる人だけ理解してくれればいいんですよね。

    もちろんその人間に夫が含まれているとすごく心強いものですね。

    時には鬼嫁に・・元々鬼嫁かもしれませんが(笑)
    私はそんなに出来た嫁ではないので・・・。

  13. 卯月 より:

    ウメコさんへ
    す、すみません。
    こういう内容のブログではないのですが
    たまにふと、吐露したくなったりするのです。

    重くてごめんなさいね。

    まだまだこれから長い介護が待っているのですが、家族、親族、友人知人、そして皆さんのお言葉を糧に頑張っていきたいです。

    余裕がうまれなくなったときは
    このブログから去る予定ですが、それまではどうぞお付き合い下さいね。

    これからは行政のケアなども織り交ぜて、
    ちょっとずつよい方法を模索してみます。
    ご心配おかけしました。

  14. Y's より:

    人間ですから
    卯月さん、こんばんはー。
     こういった頭の病気の介護は、ほんとーにきりがないと思います。
     正直、相手が死ぬまで、ですから。
     8年前、半年。
     4年前、三ヶ月。
     二回、やりましたけれど、やっぱり途方に暮れて、もう生きていなくてもいいんじゃないか、と思いました。
     頭が変なのに、体は滅茶苦茶元気なんで、ほんとーに大変でしたから、義父さまの介護をされているご夫婦の辛さは、少しはわかります。
     私は、しょっちゅう喧嘩したり(病院で)、怒ったりしてました。
     相手から、叩かれたり、殴られたりもしましたけれど。
     勿論、それ以上にお互いに労わったりもしているんですけれど。
     ただ、こっちが、倒れるわけにいかん、と。
     何処かで割り切ってました。
     だって私には私の人生があるんだから、介護なんかで時間を潰したくない!と。
     当時、二十代でしたからねー。
     こういった頭の病気の場合、家族だから、愛しいし大切だけれど、見返りがないから、やっぱり辛いです。
     怒って当然ですし、それでいいと思います。
     感情出していいと思います。
     辛くて、泣いて暴れてもいいと思いますけれど。
     言い過ぎたら、後から謝ればいいだけです。
     それで相手がどうにかなったとしても、もうそれは、それ、と。
     誰も悪くないんです。
     誰のせいでもないんです。
     悪いのは、病気、なんですから。

  15. 卯月 より:

    なおますさんへ

    まだ暗中模索・・とまではいっていないのですが、途中どうしても立ち止まってしまいたい気分になります。

    ああ、この辺でいいんじゃないか?
    もうこれ以上の煩わしさはヤダなあ。

    でもなおますさんのご苦労などを考えると
    まだまだ私は甘い!というか全然始まってないと感じますね。

    日々、考え方が先の事、先の事・・と安定しないのですが、もっと足元を見ないといけないようです。

    対話するって事が難しくない今、兎に角 義父との関係を悪くさせたくない一心です。
    主人にも大きな負担だろうに・・と常々心が痛みます。
    自分の父親だったら・・・と想像してしまうのです。

    出来ることなら、元の義父に戻して欲しいけど、それが出来ないのなら今のままで・・・と願っています。

  16. 卯月 より:

    Y’sさんへ
    こんばんは。

    ありがとうございます。
    一つ一つの言葉がじわじわと心に響きます。

    Y’sさんもお辛い経験だったのですね。
    その経験があるからこそ私にこういうアドバイスをしていただけるのだから、有り難くおもわなくてはいけません。

    でも正直、誰もが身内の介護をしたくない。
    そんなひどい姿をみたくない・・と思います。
    いつまでも元気・・とまで言わなくても、
    穏やかに余生を過ごして欲しい・・クスリを飲んでも、通院しても構わないから、どうか「普通に」老後を過ごして欲しい。

    これだけの事がこんなに難しいなんて!

    今、脳の中はどうなってるの?
    どの部分が欠けてきてるんだ?
    まだ時間はある?出来ることはどのくらい?

    ここ1年半、ずっとそんな事ばかり考えていました。
    いつ・・・双子の顔を忘れるの?
    これからはこんな心配もしなくてはなりません。

    「病気」のせい。
    そう憎いのは病気。義父ではない。

    この事は、最期まで心に持ち続けなくてはなりませんね。

  17. かにたま より:

    うんうん
    全然話が違うんだけど…ちっちゃい時の事を思い出したよ。
    「お姉ちゃんなんだから、ガマンしなさい」って言われて
    妹にいたずらされても~叩かれても~かじられても(え?)ガマンしてたけど
    頑張っても頑張っても、時にはどうしてもガマンできなくて
    ボカーン!と一発げんこつ食らわせてました(^_^;)

    ガマンし続けるなんて無理だから。
    やっちゃったーって思っても、時は戻らないから。

    それ以上に卯月さんはじめ、周りの人が自分を守ってくれてると
    義父さんは、忘れる事が多くても、どこかで感じてらっしゃると思いますよ☆

    執念深いので私は覚えてますが…妹はケロリとして忘れてます。
    身内なんだからね。時には正直なのもアリだと思うよ。

  18. ウメコ より:

    ごめんなさいね。
    変なコメントで、返って気を使わせてしまってごめんなさい。

    辛い時は、人に話をするだけで荷が軽くなります。
    ブログがそんな場所になるのも良いことだなぁと思います。
    卯月さん偉いです。今時、同居してくれるお嫁さんは貴重ですよ。
    無理しないでね。

  19. 卯月 より:

    かにたまさんへ
    なぁるほど~。
    兄弟がいると、やはりそういう感じになりますよね。
    妹さんも愛情の確認とばかりに甘えていたんでしょうけど、かにたまさんも人の子ですものね。
    我慢の限界もあります。

    私は気が短いからもっと修羅場だろうけど。
    義父もすっぱり忘れて下さったらいいんだけどねえ。<本音

    ふふふ・・執念深いかにたまさんに興味あるわ~(笑)

  20. 卯月 より:

    ウメコさんへ
    いえいえ、こちらこそ。

    ブログの趣旨がノー天気なもので、
    あまり重い話題は避けているんですけど
    これからチョコチョコ出てきそうです~。

    ウメコさんのように心の広い方が多くてほんと助かります。
    アドバイスも的確ですし、感謝感謝。

    これからもどうぞよろしくお願いします。

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