この記事だけはclausewitzが書きます。
当初は僕のブログに書くつもりでしたが、妻の要望でこちらに。
多分、誰も覚えていないかと思いますがこの時に行った寿司屋さん。
妻はこの日ワインを飲むと決めていた。
となると、僕が送迎をしなくてはいけない。
(代行もタクシーも電車も金沢~砺波は遠い)
その間(およそ3時間)することが思いつかない。
ということで、気楽に寿司を食べることにした。
どちらも前々から行きたかったお店、「森しげ」さんと「あいじ」さん。
ちなみに、一貫一貫の評価は厳しめです。
好みの問題もあるので一概には言えません。
あくまで、初訪問での感想です。再訪で評価が変わる可能性もあります。
最初に向ったのが森しげさん。
寿司屋らしく、心地よい緊張を感じました。
一分の隙もない程行き届いたお店。
そのくせ、奥様の接客はとても心地がいい。期待させます。
まずは子付け昆布。
食感がたまりません。
上から順に・・・
「ひらめ」
厚めで弾力も強くいい感じ。
「トロ」
厚めで甘い。素直に旨いと感じた。
(僕はトロより赤身が好きなのですが、こちらのトロは旨いと思う)
「アカイカ」
歯ごたえは心地良いが、味自体は普通か。
「ノドグロの昆布締め」
ぬめりもあり軟らかい。
しかし、味は少しぼやけて見えた。残念。
「シマエビ」
文句なしに美味しいレベル。さすが金沢。海老は美味いね。
ものすごく甘いんです。
「こはだ」
最初は普通か・・と思ったが食べているうちに、だんだん美味しくなった。
まあ、いいと思う。
「白海老の昆布締め」
これは普通。
「漬けまぐろ」
好きです。赤身だがトロ並みの甘さを感じる。
舌にピリリと痺れる感覚が面白い。
食べているとお腹が空いてきた。いい寿司だ。
「雲丹」
北海道産。これはそれ程でもなく残念。少し苦かった。
「締めサバ」
僕にはちょっと締まりすぎに感じた。ちょっと後に引いた。
(妻はこれくらいが好きかもしれないが)
「穴子」
ちょっと煮きりが強すぎた。残念。
「鯵」
上に昆布が乗っている。
これ、美味い!!
本当に美味しいと思った。
昆布がまた・・・いい。
本当はこの後さらに2貫ほどあったようですが、
ハシゴが前提だったのでここで打ち止め。
(後で妻に怒られる事になる)
にぎりのみで会計は1万円。
想定内の値段で安心しました。
コスパは普通です。
それからシャリははっきりいって小さいです。
だからたくさん食べることが出来ます。
シャリは能登の柳田産。
金沢の寿司屋では白山のお米を使うことも多いのですが、
甘みを重視して柳田産を使っているそうです。
(白山のは固めで寿司には向いているが、甘みは少し足りない)
なんだかんだ言ってトータルでの評価は高いです。
金沢の寿司屋は非常にレベルが高い。
その中でも、こちらの店はキレもあるし、個人的には好きです。
次はお近くの「あいじ」さんへ。
これまた可愛い感じの奥様に出迎えられます。
中は既に満席!!
さすがは人気店。
綺麗な店内ですね・・・・
こちらのお店、ガリではなく野菜のピクルスが出てきます。
個人的にはガリの方が良かったです。
・・・みょうがが苦手なんです(笑)
「握りのみでお願いします」と注文。
正直、最近少食気味なので、この時点で腹八分でした。
「ひらめ」
独特の味でした。ちょっとフルーティー。
「シャコ」
ちょっと微妙か。シャリが見事に崩れました。
「ヒラマサ」
うーーん、こんなもんか。
「アワビ」
柔らかいのだけど・・・美味にかける。ちと微妙。
「太刀魚」
弾力があり、美味いね。味もいいと思う。
「マグロ」と「あかいか」
両方とも並ですね。まあ、普通。
「鯵」
メリハリの効いた生姜でした。好きです。
「バイガイ」
コリコリしていて美味いけど、ちょっと物足りない感じが。
「クロムツの炙り」
ノドグロ(赤ムツ)ではなく、クロムツなんですね。
これは香ばしくて美味しかった!
「金時草」
これ、美味しいね!!
このタイミングで出てきたのが絶妙。
もっと食べたかった(笑)
「穴子」
うーん、普通。
「アラ」
これも普通。最後がこれですか・・・ちょいと残念。
このお店もシャリが小さいです。
そして握るのが難しいくらいの柔らかさ。何度か崩れました。
個人的にはもちっと崩れない方がいい。
んで、御会計・・・・
3500円になります
え?
3500円!?
我が耳を疑いました。
実は「まあ、6000円位かな」と思っていたのです。
いい意味で想定外でした・・・・。
3500円なら最初から言ってくれよって感じ(笑)
そしたら、近所の寿司屋の感覚で評価下したのに。
最終的な判断としては・・・
「とても良心的な良いお店」です
とても片町のお店ではない。
シャリは小さめなものの、ネタはそこそこのものを使っている。
仕事もしてある。
そりゃ、高級店のようなキレは少ない。
だけど、「握り一人前」をこの値段(&レベル)で実現してくれるのなら全く文句はない。
コースだと一人7000円くらいになるのかもしれませんが、
僕は寿司屋へ行くと「すぐ握ってください」という事が多いので
この値段は破壊的。お腹も満たされたし。
なるほど・・・このコスパをもってして、評価が高いのか、と思いました。
何しろ、下手な回転寿司より安いですし。
気軽に「にぎり」を食べるにはいいんではないでしょうか?
正直、あいじさんで数貫食べたとき、随分ショックを受けました。
味の差は歴然でしたから。
どうして2店を「同格」(値段)と感じてしまったのでしょうか。
二つの店舗とも、きちんと棲み分けが出来ており、
2店舗を後にするときは、どちらも幸せな気分でした。
訪問から一月半がたった今でも、訪れて良かったと思ってます。
コメント
Unknown
旦那様の評価は、ドストライクだと思います。
私も同感です。
つい最近「あいじ」さんに行ったのですが、
淡々とツマミと握りを口にした…といった感じです。評価としては「普通」です。
酔っているから味がわからないのでしょう?と言われがちですが
いえいえ、私が味覚障害を起こす時は一升くらい飲まねば…なので、大丈夫です。
それほど値も張らないので、人気のお店なのかもしれませんね。
卯月ご夫妻は「志の助」は行かれた事ありますか?
このお店は、私の中では「天辺(てっぺ)の鮨屋」です。少々値は張りますけど…
ご主人のきれいな仕事をされてますし、美味しいので、値段相応かな…と思います。
もちろん好みもありますので、お二人の肥えた口を満足させるかどうかは分かりませんが…
どうぞ、ご来店の折には「女将さんと同じ名前の女性からの紹介を受けてきました」とおっしゃって下さい。
小松から金沢に移転の際や、その後も応援団長(自称?)を務めさせて頂いております。
ぜひ、可愛がってやって下さいまし。
あ!今週、オステリア・タイキ 行ってくるよ~♪
まみさんへ
あいじさん、お安いですね。
びっくりしました。
値相応といった感じでしょうか。
主人も、「森しげ」は美味いから行ってみ!と勧めてくれました。
まみさんの味覚は信じております。
一升飲んでも大丈夫な気がします(笑)。
志の助さんは3度ほど言ったことあります。
大好きですよ。
旅の人にも、地元民にも愛されるお店ですよね。まみさんの応援もあってか、いまでは金沢でTOP3のお店になっていますし(笑)。
私が金沢でいったことのあるお寿司屋さんは
「乙女寿司」「太平寿司」「めくみ」「志の助」「小松弥助」「みつ川」「千取寿司」
くらいなんです。
他に「ここいっとけ?」というお店ありましたら教えてください。
若手の「志の助」「みつ川」さんには頑張って欲しいですね!