「ふじ居」　in　富山市

昨日23日は　交際記念日でした。
交際して12年・・・年をとるはずだわ・・。

私の一存で富山市内にあるこちらのお店「ふじ居」さんを訪れました。
ナビを頼りに車を走らせたんだけど、一瞬素通りしてしまった。
それほど質素・・というか地味な建物です。
ドラッグフジイの敷地内にあるような・・・。
そのおかげで駐車場は広々しています。

何度か電話で振られたので、今回はラッキーでした。
いつも予約でいっぱいです。

店内にはお客さんがいっぱい・・なので店内の写真は撮れませんでした。
座敷一つ、カウンター８席、テーブル二席と非常にこぢんまりとしたお店です。
というか、狭い！！テーブル席の配置も面白い感じ。

その上、オープン厨房なのでちょっとざわついています。

～3500円の懐石料理～

先付　水菜と菊、とんぶりのおひたし

椀物　　海老真丈と秋茄子の吸い物

八寸　干し柿のクリームチーズ　鮹の旨煮　無花果の生ハム巻き等

蒸し物　キジハタのお頭　柚子風味

焼き物　七尾のサワラ

飯物　栗と銀杏の蒸し飯

和菓子　能登大納言小豆

抹茶

あまり辛辣にかくのは気がひけますが・・・・結果から言うと　どれをとっても中途半端な味でした。

お若い？ご主人と、どこぞの料理屋さんから修行？にきている若い兄さん二人、そしてお膳運びのお姉さん。
どの角度からみても、バタバタ感があり、落ち着きません。
年配のお客様が多かったので、みなさんゆったり御食事されていましたが、
私は気の利かない接客と、厨房の騒がしさにうんざりしていました。

それはさておき、肝心の味ですが・・・

まず先付は水菜のシャキシャキ感と、トンブリの食感が楽しめる一品。
少しお酢加減？がキツイ気もしましたが　食欲をそそるにはもってこいですね。

次は、お椀。
秋茄子・・・とわざわざ説明して下さる位なので、さぞおいしい茄子が・・・と思ったのですが、
残念なくらいおいしくない秋茄子でした。
真丈はふわふわでした。

お造り　はキジハタがおいしかった。

八寸・・・こちらはちょっと唖然。

干し柿の中にはたっぷりクリームチーズ、無花果と生ハム、秋茄子田楽風、そして鮹の旨煮。

正直、安っぽいオードブルな感じ。
鮹は煮くずれていて、吸盤もボロボロ。
干し柿は家のおやつ？と思うくらい大味な印象。
無花果と生ハムも然り。
秋茄子は案の定おいしくない。

この辺りでテンションはがた落ち。

次に登場したのは　キジハタのお頭。
いい出汁がでています。柚子がちりばめられていたんだけど、思ったより香りが少ない。
キジハタはとろみがあるので、食べるのに苦戦しましたが、
身離れは良かったし、新鮮だったと思います。

一緒に炊かれた大根はとてもよかった。

手はべたべたになったけど、おしぼりのお代わりは無かった。

そして焼き物。

七尾でとれたサワラ。
酢橘が添えられてあったけど、こちらも全くといっていいほど風味なし。
でも焼き加減は上々で程よく満足した。

ご飯ものは栗と銀杏がはいった蒸し飯。
お味噌汁、昆布佃煮付き。

・・・・・栗、味うっす。
おいしそうに見える銀杏・・・味無い。

ご飯は艶々でおいしそうに見えます。
でもトータルとしては微妙なライン。
胡麻がおいしかったので、そちらの風味でいただきました。

茶菓子とお抹茶。

能登大納言をあっさりと炊いたもの。

お抹茶はご主人自らたててくださいます。

そして持ってくるのはお弟子さん(笑)。

ま、いいけどね。

最初にも書きましたが、店内は狭いと思います。
外観はまるでプレハブですが、木をうまく使って雰囲気を出しているのでしょう。
玄関入って右側にいきなりテーブルがありましたが、あの狭い空間でご飯をいただくのは勘弁したいなと思いました。
私たちはカウンターをのぞみながらのテーブル席でしたが、どうも配置的に落ち着かない。

お酒の種類はたくさんありましたね。
酒処富山を満喫できると思います。

が、再訪はありません。

味の事も含め、このお店のスタンスに魅力を感じなかったからです。

懐石ランチの他に、点心ランチがございましてそちらは2000円です。

富山県富山市五福5388
076-471-5555

要予約