「ら・ふぉるけった」　de ディナー

寒い日でした。

ふと・・暖かい雰囲気のお店でのんびりとおいしいイタリアンを食べたい

そういう気分になりました。

いつもなら金沢へ・・と思うのですが、年末の金沢のお店はどこも満席って可能性が大きいので、
ここは思い切って？飛騨高山へと足を伸ばすことにしました。

おかげさまで雪もちらつく程度でしたし、時間に余裕をもって出掛けたので
五箇山からは地道で行くことに。

白川郷の観光客もまばら・・・・

異国の民は喜んで雪遊びしていましたが・・・寒そうだなあ・・と横目でチラリ。

まだまだこれからが本番の雪。合掌造りには雪が似合う・・・。

途中、「しらみずの足湯」でじんわり暖まり・・・御母衣ダムを目指します。

さすがに寒さも一段と厳しくなり、ダム湖の水面が静かに雪を映します。
凍てつくような風景ですが、シンとして凛として・・とてもうつくしい。

御母衣ダムを沿う道の多くのトンネルも随分綺麗になり、走ることも楽になりました。
皆、高速を使うので、行き交う車も少ないですし。

約2時間半ほどで、高山に到着。
夕食まではのんびり散策と思いきや・・・お店閉店しまくり。

この時期の高山は、午後3時に閉店するお店が多いらしいのです。
ガックリ。
それでも　みたらし団子を一本食べ、丸明でお肉を買いました。

午後6時、ようやく「ら・ふぉるけった」さんの看板に灯りが・・・
お昼とはまた違った趣。
寒い日だったので、すごく暖かそうに感じた。

帰り道が面倒かもしれないので、アルコールは我慢。
やっぱ泊まりじゃないと厳しいかなあ。 

なので、軟水のガス入りウォーターで乾杯。

飛騨牛の前菜盛り合わせ。

自家製コンビーフは案の定旨い
肉の繊維も綺麗。

スジと豆の煮込みもこれぞ酒のアテって味付けなので口惜しい

今回はバーニャカウダをオーダーしてみました。 

地元のお野菜たっぷり。
甘みから苦味まで揃っていますが、手前の蕪は本当にびっくりするほど甘かった。
スティックセニョールは軽く茹でてあります。
セロリが苦手な主人が、文句も言わず食べていたのが印象的。
これで1000円はリーズナブル

残ったソースはフォカッチャでいただきました。

飛騨産ほうれん草と自家製リコッタチーズのトルテッリ　発酵バター添え

は～  美味しい～

はっきりとした輪郭の生地と、自家製リコッタチーズ、ほうれん草のペースト。
最高コラボ
生地の美味しさも素晴らしかった。
ほどよいバターの風味でスルスルっとあっという間に食べ終わってしまった。

鹿肉のナッツ衣のカツレツ

感動を覚えた飛騨牛のカツレツを頼もうとしたら、もう一品のメインが飛騨牛だったので
「鹿肉はいかがでしょう」とオススメされてしまった。
確かに牛、かぶりすぎ？と思ったので仰るとおりに鹿肉を。

いやはや、正解。

鹿肉の旨味と甘み。
肉質のよさに感動し、にんまりしてしまった。
細かく混ざったナッツたっぷりの衣はサクサク感UP。

付け合わせの一つに　鹿肉オンリーのハンバーグ。
これも絶品。いい香りだー
牛肉よりもあっさりしているんだけど、満足感は半端ないね。

中休み的に小豆島のオリーブサイダーを注文する主人。
私は、お手製の緑茶を。

オマール海老のラビオリ　アメリケーヌソース

プリップリのラビオリでした。
もう少し茹でて欲しかったくらい(笑)弾力あり。
中にはオマール海老の身がゴロン。
ソースはオマール海老の殻・ミソを使っていて豊かな風味。

主人がしつこく？頼みたがっていた「飛騨牛カルビのガルム風味」。

ローマ時代のレシピにも使われていたという
「魚醤（ガルム）」のがっちりとした味と香り、香ばしさ。
蜂蜜はほんのり甘さをプラスしてくれる。

お肉は申し分ない上、表面の焦げ感が食欲をグーンと引き上げる日本人大好きな風味。

付け合せは赤カブのピクルス。

ほんと幸せな味

デザートはドイツ風味のクリスマスケーキ
レモンクリームが素晴らしい組み合わせ。
栗のカプチーノまで付いています。

ああ、よかった。
夜も美味しかった。申し分ありません

それでも高速で1時間ちょいだし・・・・うん、頑張ってみよう。 

 「イタリア好き」という冊子も置いてあるので主人も行かざるを得ない。
金沢・富山、どこのお店でもいいから置いてくれないかなあ？
(笑)

前回の記事はこちら
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