「イタリア・フィレンツェ旅行」 Villa Medicea di CASTELLO を散策

 

正直、この日はよく歩いた。もうヘトヘト・・・・。

向かったのはカステッロのメディチ家別荘

主人の希望だった。
庭園が綺麗らしい・・・<あくまで春夏
別荘内もすごいらしい。

市内から約20分。
閑静な住宅街。朝なので更に静か。

可愛い車から出てきたのはおじいちゃん。
こういうレトロな車をしぶとく乗っているなんて素敵。

そしてこれがその別荘の門。

二人「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

門から別荘の前までどんだけあるんだろう・・・。
犬の糞を避けながらゆっくりと進む。

10分くらい歩いてようやく別荘に到着。

・・・・朝早いからか ランニングをする人たち、サイクリングする人たちだけが目に入る。
別荘はしーんと静まっていた。

入場門から中に入る。
オフシーズンからか無料で開放中だった。

庭は冬の様相。<当たり前
寂しいくらい静かで、花を探すのも一苦労といった感じだ。

美しい庭園の様子はこちら
http://www.firenzealbergo.it/JP/places_to_go/monuments-buildings/Villa_Medicea_Castello.aspx

それでも一組のお客さん?が散策していた。

真ん中には案の定、噴水。

数々の彫刻。
水が噴き出していたならさぞ美しいだろうな

1477年にロレンツォ・デ・ピエルフランチェスコという人が購入。
拡張してさらに美しい庭にしたのが大公コジモ1世だ。<有名な人らしいが私は無知なので存じ上げない
大公コジモ1世はこちらのヴィラでで永眠したらしい。
一時期はかの有名なボッティチェリの作品「春」「ヴィーナス誕生」が飾られていたというから、
かなりの思い入れのあるヴィラであることは間違いない。 

clausewitzです。コジモ1世とは初代のトスカーナ大公です。
塩野七生の「銀色のフィレンツェ」にも登場します。説明したと思うが(笑)
ウフィッツィ美術館(当時は政務庁舎)をはじめ現在のフィレンツェを作った人。
(詳しく知りたい方はこちらへどうぞ)

温室には春を待ちかねている植木や花が。

もう一組のおじさんたちに、夫婦で写真を撮ってもらうことが出来た。

高台から庭園をのぞんでみよう!と壁の上へのぼることに・・・。

 

冬の庭だから寂しいのは当たり前だけど、なぜか心にじわっとくるものがある。
綺麗に手入れされた庭園はやはり美しい。
遠くに見える街並みもまた贅沢な景色の一つだしね。

ちょっと林の中に入ると、いたるところに彫像 。
こちらは「1月の沐浴」というタイトルが付けられている。

「う~さぶ・・・」

そんな声が聞こえてくるようだ。
がたいのいいおじさんだけに、余計寒々しい。

林に多かったのはどんぐりの木。
たくさんの実が落ちていた。

きちんと剪定されており、広大な敷地の管理はさぞ大変だろうと思う。

庭を散策していると、遠くから近くから鐘の音が響く。
鳥の声しか聞こえないほどの静けさに 響く鐘の音はとてもよい気分にさせてくれた。

別荘から退場し、その後 さらに違う別荘に行こうと頑張ってみるが、
Googlemapのミスのせいか、なかなかたどり着けないでいた。
まずエントランスがわからない。

これかな?的な塀をみつけ それに沿って歩く。
ひたすら歩く。

裏門らしきところに到着したはいいが・・・看板には日本でも超有名な「某宗教団体」の看板が。

ひたすら泣けてきた。

しかたなくバス停までてくてく戻る。

とにかく歩き疲れて・・・お腹もすいて・・・フィレンツェの街の中に戻りました。 

 

コメント

  1. misora より:

    お帰りなさい!
    今回も美味しそうなグルメ旅
    夜な夜な悶絶させられました

    イタリアの市場いいですね~
    近江町とは色合いが違う(笑)

    そして、最後の落ちが
    「う~さぶ・・・」
    おじさんの肉感といい、表情といい・・
    イイ感じです☆

  2. 卯月 より:

    misoraさんへ
    ただいまです~!
    いやはや、misoraさんのグルメ記事も私にとっては涎テイスト(笑)。

    イタリア市場はカラフル。
    お肉すらおしゃれに配置されていて、ちょっと購買意欲をかきたてられますね。

    この寒そうなおじさんの顔!
    見たとき、かなり笑えました。
    寒いなら沐浴せんにゃいいのに。
    芸術家ってよくわからんなあ。

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