ドゥカーレ宮殿の入場料は一人16ユーロ。
当初、たっかいな~ココ!と不満げな私。
ちなみにキャッシュONLYです。
さすがのオフシーズン、そしてそろそろ入場時間も終わりに近付いていた所為か並ばず入ることが出来ました。
入場してすぐに大きな中庭にでます。
とても整然としていますが、細部にわたりとてもお金がかかっているとヒシヒシ感じます。
中庭回廊の美しさは類をみないほどです。
こちら巨人の階段と呼ばれています。
海の神ネプチューンと戦いの神マルスの像が出迎えてくれます。
格好いいですね~。
かつては「総督の即位式」がおこなわれたそうです。
まずは、少し疲れた足を休めて・・・・。
ひんやりとした回廊で気持ちよかった。
二階に上がると、さらに中庭が見渡せます。
サンマルコ寺院の屋根も美しい。
真ん中の二つのものは「井戸」です。
簡単に順路の説明など書いてあります。
階段の天井は、これまた恐ろしいほどのゴージャスさ。
とても美しい女性の彫像が多く、目の保養になります。
さて、ここで残念すぎるお知らせが・・・。
宮殿はここから「撮影禁止」でして、各部屋に監視カメラやらスタッフが設置されています。
本当に厳しいです。
素晴らしい部屋が多かったのですが・・・あとはどこぞのサイトの資料映像でご覧下さい。
度肝を抜かれるほど豪華絢爛!贅沢な造りとなっております。
とにかく宮殿の中は広い・・・広すぎる。
とくに何も考えないで歩くこと軽く1時間。
いつの間にか「囚人たちの牢屋」をぶらぶら歩いておりました。
それもどこぞの学生(高校生)たちに混じって(笑)。
「ちょっと・・・出口に向かってたんじゃなかったっけ?」
とは言っても、戻るにも戻れない状況。
ヘトヘトになりながら・・・ひんやりと嫌な気分になる牢屋を歩き続けました。
中庭に出たら空が見えて、少し気持ちも晴れた。
そうか、囚人達はさぞ暗い気持ちで生活していたんだろうな。
昔も今もよくacqua alta(アクア・アルタ)にあうサン・マルコ広場近辺。
牢屋の一部は半地下状態でかなり低いところに部屋がある。
水が溢れて流れ込んできたらそのままお陀仏というのがセオリー。
そんな牢屋・・・とにかく早く過ぎ去りたかった・・・。
・・・・・ようやく出てこれました(笑)。
すでに日が傾きそうになっている。
もう、このドゥッカーレ宮殿か~なり辛かった。
特に牢屋!牢屋は寒くて暗くて陰気な気分になりました。
溜息橋を渡って・・・本当に溜息が出ました。
皆さん、出来れば牢屋を通らず出口へたどり着いて下さい。
今でも分かりません・・・。
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