義父とデパート

 

香林坊大和では大北海道展開催中!

大学病院の診察の帰り、 「ちょっと覗いていくかな」 と気軽な気持ちで義父を連れて立ち寄った。

案の定、北海道展はすごい客数。

地下駐車場から 一階へ出るためにもエレベーターを数台待たなくてはならないほど。

義父はわたしの後ろにいた。
私は先陣きってエレベーターへ。
義父もついてきているものと信じて・・・。

そして、一階・・・・。

チーン

一階でどはぁ!!っと人が降り、私は義父へ「降りるよ」と呼びかける。

返事がない。

ん・・・・????お、おとうさん???

 

「お義父さーーーーーーーーーーん」

 

そんなでかいエレベーターでもないだろうに、私は必死で呼んだ。
しかし声も姿も見えない。

エレベーターは最上階の北海道展へいくお客でさらに満員だった。

焦った私はとにかく一階でそのエレベーターを見送る。

あ、あれ?もしかして違うエレベーターに乗りこんだ??

これはやばい!!(思考はスピードアップ 悪い方向へ)

その辺にいる警備員さんに頼もうか・・いや、呼び出しアナウンスをかけてもらおうか・・・。<無駄だとわかっていても考える

 

よ・・・よし!とにかく、地下駐車場へもどろう!

 

しかし大和のエレベーターは全てが北海道展目指して上昇中

ジリジリ待っているのが苛立った。
階段で行くか・・・!!?

焦っても仕方ない。

やっとこさ降りてきたエレベーターに乗り込んで 地下へ。<これも各駅停車でイラつく

どはーっと客が地下駐車場へ流れ・・その向こうにベンチに座りボーっとしている義父発見。

 

奇跡だ・・・・ちゃんと座って待っていた義父!!

 

義父、笑いながら「待ってなかったら卯月ちゃんが困ると思って・・・・」

よかった、まだそのくらいの判断はつくんだな。ありがとう、あんなに義父に感謝したことはない!!

 

今回は完全に私のミスだった。

もう、ほんと・・・・心臓痛かった・・・半泣きになった。

もし、大和の外へ出ていたら・・とか、いろんな可能性を考えてしまった。

しばらく人ごみの中へは一緒に行きません。

その後、北海道展は諦めて・・・地下で義父と珈琲を飲んで帰りましたとさ。

コメント

  1. かにたま より:

    おとーさーん!
    ちょっとウッってきたよ~
    卯月さんの焦りとか不安想像して、あとお父さんの言葉でさ…(/_;)
    よかったーそして人混みって怖い!あそこのエレベーターあほみたいにでかいしね。
    無事合流出来て、ほんとにほんとによかったね。

    今日ちょっと北海道展行こうかなと思ってたんだけど、引きこもりで正解だった(^^;
    今日おうちのことしたら、いつも以上にゆっくりしてね☆おつかれさま。

  2. zzzzzz より:

    我父も・・・
    初めまして♪
    いつも更新を楽しみにしています。

    私の実父も同じような状態です。本人はしっかりしているつもりなので、余計にしんどいです。ただ普段は母一人が面倒を見ているので、せめて土日くらいは私が母共々あちこちと連れ出すようにしています。
    が、小さい個人の医院内で神隠しのように消えた事、ほん10秒で見失った事も何度か。そのため今回の卯月さんの御心が痛いほどわかります!!
    ただ本人に悪気もなく、神経を張っていなかった私が悪いとイライラしながらも何度反省したことか・・・

    まだまだいろんなことがあるでしょうが、どうぞ上手にストレスを発散してくださいね。
    福井の田舎からもエールを贈ります。

  3. 卯月 より:

    かにたまさんへ
    (笑)

    いや~、参りました。
    私の不注意さもそうだけど・・・咄嗟に自分の頭がパニックになるってこういう事か~と改めて感じました。

    北海道展、今日はヤバイだろうけど、平日ならなんとかなるんではないでしょうか。
    ちなみに、訪れたのは木曜です<今日じゃないのさ
    平日のクセに・・・えらい混んでたわ。

  4. 卯月 より:

    zzzzzzさんへ
    初めまして、ようこそ我がブログへ。

    お父様、大変ですね。
    きっとご病気になる前は「しっかりとした立派なお父様」だったことでしょう。

    うちの義父は「いづれボケる」と想定されていましたが、
    本当にアルツハイマーなんかに罹るとは・・・汗。

    ふ、と目を離すことが出来なくなると神経が疲れますよね。
    とても親孝行な方なんですね、zzzzzzさんは。
    私なんか、たまにしか行きたくありませんよ(笑)。
    病院ですら気が重い。

    あまり思い詰めないでくださいね。
    こちらも人間、あちらも人間。
    誰しも介護に100%自信をもっている人なんていません。

    ストレスを上手に吐き出せるよう頑張ってください。
    私も応援しております。

  5. tuna より:

    Unknown
    大変やったね。

    アルツで精神は子供に戻っているから、迷子も当然よね。外出するときには緊急連絡先の書いた名刺をポケットに忍ばせるか、キッズ携帯でも持たせるか。胸のところでがっちりロックできるリュックサックでもしょわせるか。外出はそもそも2人以上で出かけるか。

    最悪パターンを想定して、それ以上の可能性を考えながら行動しなきゃいけないのは、疲れるよね。物産展どころではなくなるよね。

    とりあえずなにもなかったことに感謝。おつかれさま。

  6. 卯月 より:

    tunaちゃんへ

    (T_T)どはぁ!!と疲れが出ました。

    もう一人では歩かせられないと覚悟したよ。
    義父は物を(例えば携帯とか)渡しても、どこかに置いてくる。
    やばい傾向にあります。

    ハハハ・・・とうとう介護らしくなってきたやん?

    あれから色々とあったけどまた次の記事で・・・

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