最近のミーコ(長文)

久々にミーコのことでも。

14年たってもミーコの可愛さや、その甘えん坊な性格、私達の彼女に対する愛情はちっとも変わりません。
むしろ、可愛らしさは増幅中
元々甘えん坊な性格も拍車がかかったように思えます。

主人は、ミーコを目に入れても痛くないくらい可愛がっています
本当に、誰の猫やねんと思うくらい、可愛がってくれています。
この人と結婚してよかったと思う大きな理由の一つです。

最近、周りの身近な方からのご指摘があったのですが、彼女は少し痩せています。
そう、4月・・?5月くらいからかな?

加齢と共に、筋力は衰え、ベッドの上にのぼることも、「よっこいしょ」といった感じ。
もう14歳だもんね、仕方ないねえ。

私達は微笑ましくその様子を見ていました。

ええ、駄目でアホな飼い主です。
猫バカな癖に、その状況を見逃し続けてきたのです。

彼女は4月に入った時点で痩せてきました。
それを主人が気づいていたのですが、私は「年のせいだろう」と「ご飯は食べているからいいんじゃない」とあしらいました。

元々、ミーコはさほど大型な猫ではありません。
3,5kgくらいかな?マックスでも4,2kgくらいでした。
そして、性格がおっとりしているせいか、あまりガツガツとご飯を食べません。

しかし・・・私は自分の環境が変わったことで、ミーコを注意深くみることを放棄していたのです。
主人はよく見てくれていたようですが。

さすがにおかしいと感じたのは8月も半ば過ぎです。
撫でると背骨を感じ、不思議とお腹はふくれているのに、皮が余っているような。

私は「一度、血液検査しなあかんなー。前みたいに腎臓悪くなってるんかな?でも食欲あるよね」と不思議な気持ちでいました。

主人が症状から推測した結果は全然違った病名で「甲状腺機能亢進症」というもの。
お年寄りの猫に多いホルモンの病気です。

正直、大変面倒くさい病気です。
年寄り病といえばそれまでですが、治療するには「投薬」「手術」「食餌療法」から選ばれます。

投薬はもちろん副作用がかかわってきます。
投薬量も難しいので、最初は最低量から始めるそうです。

副作用は長く投薬し続けることで、腎臓に何らかの影響がでる可能性が高いということ。
元々、腎臓の具合が悪い猫ちゃんには、致命的な話です。

そこで「食餌療法」が出てくるのですが、この話は一旦ここまで。


先日、主人が休みの日、ミーコをつれて高岡にある動物病院「A」へ行ってくれました。
この病院は前回2009年の『腎臓病』のときに大変お世話になりました。

ちょっとお休み
http://blog.goo.ne.jp/utsuki321/e/4f7347c033235019f5eb87c3f4c54b10

 ミーコが食べた
http://blog.goo.ne.jp/utsuki321/e/bd53f10cccd3e5e1269b41c7f3f80692

 ミーコのその後はこちら

http://blog.goo.ne.jp/utsuki321/e/7ab3ba9ac646aec924949f07a1aadce2

ミーコのその後2はこちら

http://blog.goo.ne.jp/utsuki321/e/79abdc9d1325e93c98945ca06b477423

ミーコのその後3はこちら

http://blog.goo.ne.jp/utsuki321/e/e6ddb26471ac7b898fd2173e517ef5e3

ミーコのその後4はこちら

http://blog.goo.ne.jp/utsuki321/e/6a6410f207a5841ea18603a727a241fc

奇跡の回復

http://blog.goo.ne.jp/utsuki321/e/c2eb8b093d87db84fc74bf2c362bd987


A病院では「院長先生」を指名した主人。
これは私の要望でした。
以前、いろんな説明を受けた時、とても分かりやすく説得力のある方だったと記憶していたからです。

その代わり、少し待たされることになりますが。(基本1時間ほど)

待ち時間、ミーコはじっとりと緊張感をもって待ってくれました。
籠の中は安全だけど、他所のワンちゃんの声は怖いものです。

1時間弱の待ち時間の末、診察室に呼ばれ、すぐに体重測定、血液検査、レントゲンとなり、
それが終わると、再度待つことに。

これらの状況は主人がデジカメで録画してきてくれていたので、それを元に記事を書いています。

診察室では院長先生が検査結果を見せてくれました。

「非常に悪いですね」

開口一番がそれでした。

まず、T4(サイロキシン)の数値。<甲状腺機能亢進症を測るための数値>
基準値範囲外どころか、検査機を振り切ってしまってます。

「>10(オーバー)」

通常「5」を越えると悪いといわれます。

何かの間違いじゃないのか・・・・と思う数値です。

しかし、悪い数値はそれだけではありませんでした。

肝臓の数値です。
これは私達人間もよく検査するので馴染みの『ワード』ですね。

「GPT」「GOT」「ALP」

これらもかなり深刻な事態ですが、それよりも先生が気になさっていたのは「アンモニア」の数値です。

肝機能障害 いわゆる肝不全をここで危惧しなくてはなりません」とはっきりおっしゃいました。
そのほかでは、肝臓がん や 門脈シャント などの可能性もゼロではないとのことでしたが、
その検査の為にはやはり全身麻酔の上、CTスキャン、そして組織検査などが必要なので
年老いた猫にとっては大変な負担ということがわかります。

ショックはショックですが、とりあえずこれからどうしたらいいのかと言うことを、事細かに説明して頂きました。

まずは肝臓の値が悪いことについては「感染症の疑い」からつぶしていくことになりました。
抗生物質の投与により一週間、様子を見ます。

甲状腺機能亢進症に対しては、薬の量が難しいので、とりあえず最低量を与えるところからはじめることになりました。

主人が撮影してきてくれたおかげで、とても分かりやすく、何度も聞きなおすことが出来るので助かりました。

それに基づき、もう一度私からの質問表を作り、翌々日に主人はミーコと共に病院へ向かいました。

「自発的にカロリー摂取をしないと難しい」という先生のお言葉にはグっときました。
なぜなら、病院から帰宅後のミーコは、ストレスの所為か「食欲減退」が如実に現れてきていたからです。

最低でも160キロカロリー、本来は220キロカロリー以上は絶対に摂取してほしいとのこと。

私は「投薬の所為で、食欲が減退しているのではないのか?」という質問項目も増やしました。

しかし先生のお答えは「NO」でしたので、引き下がりました。
やはり肝臓が悪くなってきている所為だろうということでした。

さて、これからはミーコに必要カロリーを摂取させることに命がけにならなくてはなりません。

猫は二日、物を食べたり水を飲んだりしないと、肝臓が機能を停止させて 結果、すこぶる悪い状態になってしまいます。

なので、とりあえずペットショップで療養食やおやつ、総合栄養食(缶詰タイプ)を買い込み、
それらのカロリーをデータ化し、一つずつの食いつきをチェックすることにしました。
もちろん、計量し、その日のカロリーに到達するかを確認せねばなりません。

色々与えた結果ヒルズの「a/d」には特別がっついてくれるように感じました。
http://www.hills.co.jp/pd/products/dog/detail/a.shtml

退院直後でも猫ちゃん(ワンちゃんも)が好んで食すといわれている商品です。
一缶400円ほどします(ネットだともっと安い)。
「とにかく今は、食べてカロリー摂取、これが一番必要なことです」と先生から強く説明をうけているのでこっちも必死です。

本来ならドライフードが一番カロリー摂取しやすいのです(少量でカロリーが高いから)が背に腹かえられません。

丸二日は缶詰でなんとか乗り切りました・・・が、結局月曜日は点滴をしました。
しかし点滴にはほとんどカロリーがなく水分を与えるだけとの話も聞かされました。
ミーコのストレスも考えると、点滴よりもやはり自宅で・・・・。

ここまで悪くなってから回復するのかどうか・・・私にも分かりません。
でも、ネットで色々調べていると諦めたらそこまで・・・ということだけは分かります。


本日、職場から帰宅しすると、駄目元で入れてあったドライフードが10gほど減っていました。
主人と泣いて喜びました。
そしてご褒美とばかりに缶詰(a/d)を開けてあげると、それはもう立派な食いつきをみせてくれたのです。
まだミーコは生きようとしてくれていると確信しました。

いつもよりも動きは鈍化していますが、きっと体力温存中なんだよね。

今回のことで、いろんな人に泣きついている卯月です。
バカな飼い主で本当にどうしようもないのに・・・皆さん励ましてくださって、メールでは優しく厳しいお言葉まで。

Y’sさんが少々人間不信なミーコを「私が代わりに病院へ連れて行きましょうか」とまでおっしゃってくれました。
本当に・・・もう、その優しさに感激しました。

職場の人は涙を流し心配をしてくれます。
皆さん、いろんな経験をしてらっしゃるからこそ・・・親身になってくださるのですね。

私達夫婦にとっては子供並みに大切なミーコです。
いつか失うことになっても、今ではない気がします。
だから現段階では足掻いてみようと覚悟しています。


しばらくの間・・・・食事が「紙の味」に感じる卯月ですので、グルメネタはきっと書くことはできないと思います。

容態が安定するまでは・・・・・・。

 

コメント

  1. yucoco より:

    Unknown
    こんばんは。
    久しぶりにコメントさせていただきます。
    ミーコちゃんの今日の具合はいかがでしょうか?
    そして、卯月さんは体調を崩されてはないですか?
    卯月さんの深い深い愛情が伝わってきて、ミーコちゃんの小さい体いっぱい頑張ってる姿をみて、とても切なくなりました。私もがんばらなくちゃと思いました。明日はもっと、ミーコちゃんが元気になっていますように。

  2. 卯月 より:

    yucocoさんへ
    お久しぶりです。

    点滴のおかげか何かわかりませんが、
    徐々に食欲も戻ってきています。
    今ではカロリーも程ほどに摂取できていると思います。
    ご心配おかけしておりますが、これからも注意深く様子を見ながらの生活です。

    今日は、血液検査です。
    この結果次第で方針も決まるような気がします。

    優しいお言葉ありがとうございました。

  3. よっし~ より:

    元気になりますように。
    食欲が戻ってきましたか!
    とりあえずほっとしました。

    記事を読んでいて泣けてきました。
    心配で・・心配で。。。
    可愛い可愛いミーコちゃんですもんね。

    「本日、職場から帰宅しすると、駄目元で入れてあったドライフードが10gほど減っていました。
    主人と泣いて喜びました。」

    僕も今年の初めにチビのウンチが3日間
    出なかったとき心配で心配でたまりませんでしたが。
    4日目に特大のウンチが会社から帰ってきたらでて
    いたときは一人で大喜びしました。

    血液検査の結果も心配ですが、卯月さんも旦那さん
    も頑張ってください。ミーコちゃんも頑張って!
    大阪からミーコちゃんの回復を祈ってます!

  4. 卯月 より:

    よっし~さんへ
    お返事遅れまして申し訳ないです。
    ほんと仕事とミーコの両立、大変!!

    でもようやく少しだけ落ち着いてきました。
    食欲のムラだけはどうしようもありませんけどね。

    チビちゃん、三日も便秘してたなんて!
    私でもどきどきします。
    ほんと、ペットってモノ言わぬ生き物。
    特に猫は我慢しそうな感じですもんね。
    これからも注意深くみていきたいと思いますね。

    優しいお言葉ありがとうございました。

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