「東京コンサート旅行」(2)

 

 

東京の夜は明るい・・・・

というわけで、荷物を一旦ホテルに置き、身支度を整えてから、サントリーホールへ。 

ビル風に震えながら、どこかレストランに入ろうかと思っていたんだけど、時間かかると面倒だし、止めた。

期待に胸を焦がしながら、時が経つのを待つのも一興。 

18;30:入場受け付け開始。

 さすがはサントリーホール。内装がとてもシック。

ここから先は撮影禁止なのでごめんなさい。

クラシカルな座席と、明るい照明。

5898本のパイプ数を誇るオルガンが真正面に存在します。
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/facility/pipeorgan/

 さぞかし素晴らしい音色なんでしょうね。

曲は「ハイドン」から始まり「モーツァルト」、「ブラームス」へと。

途中休憩の後、「ベートーヴェン」で〆となります。

モーツァルトの中でも特別好きな曲「ピアノソナタ第8番イ短調K.310」だったので、かなり興奮しました。

でもやはり驚かされたのは彼お得意の「ベートーヴェン」。

「ピアノソナタ第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィア」Op.106 全四楽章」

これには心臓を撃ち抜かれたような衝撃が・・・。

ぶっちゃけ、とてつもなく難曲です。

相当な技術を持つ弾き手じゃないと無理です。

でも彼は見事にそれを成し遂げました。

彼の奏でる旋律は、ピアノを囓ったことのある人なら、羨ましくて仕方の無いものだと思います。

色鮮やかな表現と、楽曲への緻密な掘り下げ。

マレイペライアというピアニストの実力に唖然とさせられるコンサートでした。

余韻は長く続き・・・

ピアノというたった一つの楽器で、大勢の人間を感動の渦に巻き込める彼を、これからも可能な限り追い続けていきたいと思います。

本来、アメリカンなディナーでも楽しもうと思っていたのですが、胃と相談した上、ホテルの部屋で生ハムとチューハイで済ますことに。

一人なら充分。

赤坂で14000円なら納得出来ます。

(他は死ぬほど高い)

 

寝る間際まで頭の中でピアノの旋律が流れていて、とても気分の良い夜でした。

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