ミーコとケア(5)

 

夕べも早く帰宅した主人のおかげで、私は少しだけ気を抜くことが出来ました。

ミーコと二人きりだと、頭の中は常に堂々巡りだし、何よりも神経が張り詰めたままで相当体力を使います。

もちろん誰よりもしんどいのはミーコなんですけどね。

昨日、簡単に作った段ボールハウスを眺めていると、どうも快適そうではないと解り、結局私たちのベッドに移動。

ペットシーツをブランケットの間に二枚敷き、その上にタオルを乗せ、簡易枕を作り、上からふわっと追いブランケット。

オムツを履かせているので、そこまで神経を尖らせなくてもいいです。

・・・といいつつ、水を飲ませる時、どこからかおしっこが漏れ出し、ボックスシーツを替える羽目になりましたが。(笑)

程良い枕の高さに苦戦したものの、なんとか落ち着いてくれている様子。

もう一歩たりとも歩けないし、自分で寝返りも打てません。

どこかのサイトで「飼い主が構い過ぎるな」と書いてあったんですが、ちょくちょく寝返りのお手伝いはしています。

そして昨日の深夜。

おしっこの掃除をした後、ミーコは茶色い吐瀉物を吐き出しました。

その後、複数軽い痙攣。

いよいよか!?と焦ったのですが、吐き出した事で少し楽になったみたいです。

恐らく「尿毒症」も悪化してきているのでしょう。

体臭も口臭も・・・特に口臭は相当変わってしまいました。<臭いの意

慢性的に脱水症状を起こしているのだから仕方ありませんね。

こんな状況下でも「お薬(ステロイド)」を飲ませています。

少しでも痛みから解放されるように・・・と。

どのくらい効果を示してくれているのかな?

本当に気のせいかもしれませんが、飲ませた後はちょっとだけ表情が和らぎます。

そして三人、川の字に並び、主人は夜中三時頃から彼女を抱っこし、眠りに。

自ら主人の肩に頭を乗せてくるなど、積極的に甘えていたらしく、よほど安心しているんだなと感じました。

ちなみに、自分の意志で爪の出し入れは出来ません。

出しっぱなしになってます。

涙なしでは暮らせない毎日ですが、ミーコの様子を眺めていると、次第にこちらの覚悟も決まってくるから不思議です。

あの世へと旅立つ前に彼女は最期の頑張りを見せてくれているんでしょう。

「もういいよ。しんどいやろ?頑張らなくて良いよ。」

「いや、まだ生きてますがな。諦めんの早いねん。」

そんな声が聞こえてくるようで・・・・・

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