いやはや・・・・かにたまさんのブログがなかなかに濃厚で、
私のあっさり塩味・・・のような記事は果たして必要なのかどうか(笑)。
それでもじんわり続けさせて頂きます。
先に言っておくと、今回の旅は色んな意味でディープだった。
で、その最たる理由がこちらのお宿にあるといっても過言ではありません。
勘の良い皆さんは気付いてらっしゃると思いますが、今宵のお宿はそう・・・草津温泉。
「え?この間行ってきたばかりじゃ・・・・」
という意見はさて置き、とにかくそれほどよい温泉地であるということだけお解り頂ければ良いのです。
名前は飯島館。
約80年ほど続いている歴史ある宿です。
草津では有名な女将さんがいらっしゃるとのこと。
ご意見番みたいな立場なのかな?
残念ながら?今回はお会いすることは出来ませんでしたが。
名物は「よく喋るインコのピーちゃん」(自分でピーチャンと叫んでいたからそういうことにしよう)。
鳥は決して嫌いでは無い。
焼き鳥も大好きだし、ペットとしても、大昔の隣人さんが飼っていたので慣れている。
※不用意に手を出してはいけません
上の画像は翌朝のものだけれど、実際は木?のようなところに自由に止まっていらっしゃる。
私は思わず人差し指を差し伸べ、挨拶してしまったのだけど、彼女(彼?)に飛び乗られ、激烈な先制パンチを頂いた。
(ようするに噛まれたのだ)
なかなか執拗に噛まれていると、スタッフの方が徐に「うちわの柄」を彼女(彼)の目の前に出し、そこへ移動させてくださった。
「同じ木には移らないんですよね。」
という謎のこだわりを聞いたところで、愛想の良いピーチャンの頑固な一面を垣間見た気がした。
さて、いつまでもインコの相手もしていられない。
刻一刻と時間は過ぎていくのだから。
腰の低いおじさんに案内された部屋はご覧の通り・・・・良い意味で「昭和の味」が漂っていた。
場所は二階・・・(でいいんだよね?)
坂道に面したお宿なので、色々複雑なのだ。
でも広い。
わりと普通サイズのこたつを置いてもゆとりがある。
襖の向こうには、外が丸見えな広縁・・・・・めんどくさいんで、図を描いてみた。
まあ、適当な部分もあるが基本こんな感じ。
間違っていたらスミマセン。
使用できない洗面台に困ることはなかったし、冷蔵庫がでかいとかにたまさんは喜んでらっしゃったし、
こたつ(うっすい掛け布団)も肌寒い朝夕はありがたいアイテムだった。
(冬期は600円の暖房費が追加されるようです)
懐かしい香りしかしないお部屋ですが先ほども言った通り、面積は広い。
なのでのんびり荷解きしながら、この宿を選んだ責任者として「かにたまさんの顔色」を窺っていました(大笑)。
ちなみに洗面所は部屋の外にドーンとある。
鏡も二枚。
食器も洗えるんじゃないか?と思うほど業務用。
他の部屋の扉が向き合う廊下。
トイレも共同。
(この辺り・・・・ほんと何十年ぶりかの体験)
古いながらも綺麗に掃除してあって・・・廊下に漫画コーナー(少女漫画は皆無)があったりと創意工夫されていた。
ただ問題なのは手すり。
あの・・・・危ないから、部品をきちんとくっつけてくださいね。
体重かけたらダメなパターンだわ。
部屋のド真ん前に「複数人用のトイレ」(若干寒くて水っぽい)があったが、
「ゴ」のつく某昆虫を見かけた為、絶対に入る事はなかった。
その代わり個室の洋式トイレがちょっと進んだ先にあるので、そこばかり使用していた。
トイレは複数あるため、困ることはない。
(虫のせいで困ることはある)
さて、一階・・・玄関ロビーから直ぐの場所にあるのは「家族風呂」(わたの湯)。
貸し切り風呂になるので、とてもありがたい。
ちなみにこの「わたの湯」を浴びれるのはここだけ。
皆さんのお目当てはもちろん「この湯」にあるのだ。
他の泉質よりずっと柔らかくてまろやかで、入りやすい。
湯は水で薄めても可。
だが充分適温だったので、私はそのまま浸かることにした。
問題はこの洗い場にあるシャワー。
頭皮が禿げるんじゃないかと思うほど、猛烈な勢いだった。
でも掃除しやすいんだろうね。
浴場の端から端まで届く勢いだもん。
泉質については部屋にパンフレットがおいてあって助かる。
この宿は二つの源泉を所有しているのだが、私は「わたの湯だけ」を二度ほど楽しんだ。
しかし「強酸性」とは思えない優しいお湯だった。
好きですね。
荷解きの後、そろそろ草津の湯畑でも行きますか!
てなわけで、急な坂道(強調!)を下り、華々しい温泉街に向かった。
かにたまさんは何せ初めて。
でも私も夜の草津は初めてである。
もくもくと上がる湯煙。
ライトアップされていて、素晴らしい見応えです。
でも何をおいても、私は「温泉」に浸かりたかった。
二度目の御座之湯さんに、かにさんとIN。
無料の施設もあるのだけど、私はここの佇まいが好き。
(というか本当に綺麗だし良いお湯)
アプリをゲットしてスタンプも押してもらった。
(いつか貯まることがあるんだろうか)
ただここのお湯は少々熱めな為、長湯するというより、何度も入り直すって感じかな。
その為に、こんな広々とした休憩所があるのだから。
私は基本「烏の行水」なので、ある程度温もったら、即出る。
(かにたまさん放置←ひどい)
大昔、調子に乗って長湯して「意識朦朧」となった経験があるしね。
てなわけで、ここでのんびりしていくわ~と仰るかにたまさんと別れ、私は湯畑の周辺を散策しました。
御座之湯の二階からも素敵な景色がのぞめます。
まずはセブンイレブンで「ジュース」を購入し、喉を潤す。
そういえば、今回も湯もみは見れなかったな。
(日が限定されている)
温泉饅頭より温泉卵な気分だったので、一個だけ購入し、湯煙を眺めながらのんびり頂きました。
至る所にベンチがあるので、腰を落ち着けることが出来ますよ。
まさかこんなにも草津温泉にハマってしまうとは・・・。
自分でも驚きです。
今回、かにたまさんの運転がなかったら、到底辿り着けなかっただろうけど・・・。
遠いけれど、何度も何度も訪れたい場所であることに間違いはありません。
(11)へ続く・・・
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