三泊四日～年末年始の旅～（１０）

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※ラストはちょっと長めです。

この日は旅の最終日。
朝から軽く食事を摂ろうと「バスセンター」にやってきました。（黄色い建物がそれ）
以前、テレビで見かけてから、ちょっと気になっていたんですよね。
（たしかケンミンSHOWだったかな？）

新潟ではとても有名で、多くの人から愛されるメニュー。
それが名物万代そばさんで提供されている「カレーライス」です。

確かに「そば・うどん・カレー」と掲げられていますね。
朝八時から営業というのも、高速バスに乗るお客さんがターゲットだから。
でも今は、カレーライスだけを求めやってくる他県のお客さんも多いそうな。

食券方式の為、まずは行列の最後尾に並ばなくてはなりません。
運悪く大きなお札しかなかったので近くのおにぎり屋さんで二個だけ購入。
無事釣り銭を手に入れ、カレーライス（並）480円をゲット出来ました。

画像にあるとおり、完全に立ち食いスタイルです。

雲丹色のカレーライスは想像以上にどろっとしていました。
ちょっとスパイシーな感じで、御飯をさらに重くさせるタイプ。
そば屋さんらしく、豚からとった出汁を自家製ルーにしっかりと混ぜ合わせているようです。
食べ進めていると、いい感じに辛い。
大昔、どこかで食べた家庭的なカレーを彷彿とさせます。

が、実は私この手のカレーはあまり得意ではありません。
どことなく、小麦粉感の残るカレー・・・。
なのでほとんど主人に食べてもらいました。
ただ、寒い新潟でバスを待つ間、お客さんの胃袋を温めてくれる効果は絶大だと思います。
並サイズでも充分な量。むしろミニが丁度良い感じ。
プラスしてうどんや蕎麦を食べていらっしゃる方も多かったです。

結局、先ほど購入したおにぎりを頬張る私。

ここは王道的に鮭とすじこを選びました。

すじこの塩加減、ちょうど良かったです。

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朝ご飯を食べ終えたら、新潟市を出ます。
高速に乗り、向かった先は「栃尾」。
そう、油揚げが有名な町です。

本当は「道の駅」に直行するつもりだったのですが、途中直売所を見つけ、入ってみることに。
お正月から営業されていて、そのサービス精神は素晴らしい。

残念ながら食事処は11時からだったので、お土産だけ購入しました。

やすい！これはありがたい。
たまに富山のスーパーでも見かけますが、購入したのは初めてかも。
（油揚げ自体は、どこぞのサービスエリアで頂きました）

綺麗な小上がりがあって、居心地良さそう。
主人が店主と色々話してくれたおかげで、まだ販売されていなかったお揚げさんも購入することが出来ました。

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そしてこちらが「道の駅R290とちお」。
http://r290tochio.jp/

ご覧の通り、しゃばしゃばの雪で少々歩きづらいです。
（もちろん雪靴なので濡れても大丈夫）

お客さんは疎らでしたが、皆さん求める物は一つなんでしょうね。

それがこちら。
焼きたての油揚げを頂ける「揚げ処 さとう」さんです。

営業時間／10：00～17：30
定休日 ／なし（12/1・1/1休業）

’佐藤豆腐店’直営のお店で、焼きたて熱々を提供してくださるのが魅力。

たった３－４分ほどで温かいお揚げが登場します。
たっぷりのネギと鰹節がかかっていてすごく美味しそう。
　（ネギ付き油揚げ350円）

こちらは後から買い足した「揚げ餅」（200円）。

「道の駅の中で食べても良いよ」とのことだったので、遠慮無くテーブルをお借りしました。

ついでに売店でノンアルビールも購入。
そっと醤油をかけ、カリフワ食感のタンパク質を頂きます。

てか、旨くないはずがない・・・・！！

鰹節もネギも、油揚げの素朴な甘みを引き立ててくれます。
これはほんと美味しい。
わりとボリュームがあったはずなのに、ペロッと完食してしまいました。

となると、売店の油揚げも気になるところ。

わりと小さな店なのに、ラインナップは充実しています。

主人が先ほどの店でたくさん購入していたので今回は諦めましたが、一つ一つ味見するのも楽しいかもしれません。

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さて、次に向かったのは長岡です。
ちょうどお昼時。
ここは長岡ラーメンを頂くに限ります。

この日はわりと寒かったので、完全にラーメンの口になっていました。
選んだお店はこちらの「青島食堂」さんです。

え？

・・・・・と驚愕するほどの行列。
確かに人気店ではありますが・・・まさかこれほどとは。
お正月だから行くところがないのかな？＜失礼

しかし真実は違いました。
「嵐にしやがれ」の元旦スペシャルで、米倉涼子さんが絶賛されていたのが「青島食堂・秋葉原店」だったのです。
となると、当然「本店」にも注目が集まりますよね。

どのくらいかかるんだろう・・・と怯みながら、駐車場の空きを待ちます。

食券をこの新しい機械で購入し、後はただひたすら待つのみ。

店内に入ってからも、狭い通路でじっと立ちながら、おいしそうなラーメンを啜るお客さんを羨みます。

それでも後から振り返ると、およそ40分ほどでテーブルにつくことが出来たし、そこまでの苦労はありませんでした。

主人とは席が離れ離れに。
仕方ありません、空いた順ですから。

お店の人が見えるよう、さっと食券を置きます。
たった二人で切り盛りされているのですが、とても手際が良く、ラーメンも5分ほどで出てきました。

これが卯月のオーダーした「ほうれん草」トッピング（＋50円）の青島ラーメンです。
見ての通り醤油で、特徴としては生姜がガツンと利いていること。
正式には「生姜醤油系ラーメン」という分類です。

一口啜れば、生姜の味にホッとさせられ、食欲を促されたような気になりますね。
自家製の麺は一言で言えば好み。
もちっとしながらも喉越しがよく、とにかく一気に啜りたくなる麺でした。

※これは主人のノーマルな青島ラーメン（800円）

ボリュームあるのに、どんどんいける。
これには驚いた。
スープも決して濃すぎないんです。
大盛りにすれば良かったかも・・・と思える美味しさ。（絶対に食べれないけど）
お客さんの中には、「お酒」を飲みながら楽しんでいる方もいらっしゃいました。
（車の運転がなければ・・・わたしもそうした）

これは再訪アリアリです。

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さて、美味しいラーメンで満たされた後は、以前かにたまさんに教えていただいた「フレンド」へと向かいます。
正直胃袋的に厳しいと思っていたのですが、主人が気になるなら行っとけ！と前向きだったので。

正月早々、ほぼ満席。
すごいですね・・・新潟の「イタリアン」人気は。

主人が選んだ二品は「イタリアン」と「カレーイタリアン」。

思っていたより随分とボリューミー。（汗）
これらを懐かしい感じの店内で頂きます。

結論から言えば、満腹の時に食べるシロモノではない。

学校帰り、ちょっと小腹が空いたなという学生さん向けの味かと。
私にとって、小学生の頃よく通った「グリーンテーブル」というお店の「チキンバスケット」のような感覚だと思います。
（一部の人しか知らないお店）

今回の二択なら「カレーイタリアン」が好みでした。

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いよいよ、こちらが最後のお店。
お土産の為に立ち寄りました。

「江口だんご」本店
https://e-dango.com/

素敵な屋敷（築100年の古民家）と手入れされたお庭。
聞けば元々は「旧長岡藩、家老職の屋敷」で1500坪ほどあるそうな。
どこを切り取っても絵になる感じです。
清澄な空気が流れていて、とても落ち着きますね。

中に入ると直ぐ、美味しい振る舞い甘酒を頂きました。

この甘酒、本当に美味しかった。

図々しくもう一杯貰えばよかった、と後から後悔。

広い店内はこれのおかげもあってか、ぬくぬくしています。
二回はカフェスペース。

おいしそうな甘味がいっぱい・・・
ですが、先ほどのフレンドで許容量を超えていたため、我慢。

ついつい手を伸ばしたくなる品揃えでしたが、日持ちがしないため断念しました。

最終的に選んだのはこちらのおだんご（有名）と・・・・・・

「ぼたもち」。

ちょっとだけ物足りなさを感じながら、お店を後にしました。

でもって、軍配は・・・「ぼたもち」に上がりました。

美しい「伝統の五色だんご」は柔らかくて確かに美味しかったのですが、これといって特筆すべきものがなかった。
ぼたもちは少し時間が経っていましたが、あんこの甘さ、大正餅の風味が好みでした。

こうして三泊四日の旅は終わりを迎え・・・・

最初は意気揚々と運転していた私でしたが、食べすぎによる眠気に勝てず米山ＳＡでダウン。（運転時間僅か40分）

ここからは主人とバトンタッチし、後はグースカ寝るだけ。（気が付けば富山県に入っていた）

年末からお正月にかけ、たっぷり遊びまくってきましたが、本当に楽しかった。
何よりも「マヌルネコ」と「キャットショー」が、思い出の一ページに強く刻まれました。
「鹿温泉」も良かった。「宇都宮餃子」の実力も思い知った！

これはクセになりそうな予感。
昔から憧れでしたからね・・・・正月旅行は。
主人に大感謝です。

ということで、長々とお付き合いありがとうございました。
また日常に戻りたいと思います。