今現在お世話になってる施設から、転所して欲しいとの打診があった。
ここ四ヶ月の間に四回の入退院。
理由のほとんどが、『誤嚥性肺炎』である。
その都度、たくさんの書類にサインをし、説明を受け、入院用具を準備する。なかなか面倒な仕事だ。
それを施設側もわかっているからこその提案だった。
義父の嚥下する力はそこまで弱ってはいない。
しかし逆流するとほとんどの確率で気管に入ってしまうため、食事の時、恐ろしく気を遣う。
介護士さんたちの時間と手間を倍以上必要とするわけで───ようするに面倒をみれなくなってきたのだ。
命尽きる直前(私たちは自宅看取りを希望としている)まで、お世話になると考えていた為、少々拍子抜けである。
現在、病院に入院中の義父。
包括支援のお姉さんの力を借りて、次の施設を探さなくてはならない。(病院が併設された施設)
四年前、たった一人で施設探しをした時はほぼ全滅だった為、イヤな思い出しか残っていないが、今回は彼女の力を借りられる上、代替案(病院内の介護病棟)に頼ることも出来る。
可能ならば、自宅から10分ほどの施設が見つかればいいな、と思っているけれど、そこは贅沢も言っていられないだろう。
現在、治療やリハビリのおかげもあって、比較的安定している義父。
かといって、気を許せば直ぐに肺炎を引き起こしかねない為、手厚い看護も必要としている。(食事時のベッドの角度や食べる速度。)
もう今は認知症に悩まされているわけでなく、寝たきりの老人をどうやって介護していくか───所謂、終末期の過ごし方を考えなくてはならないのだ。
シビアな話だが、葬儀なんかの段取りも視野に飛び込んできている。
今の施設はとてもよくしてくれた。
本当に感謝している。
けれど出来ることなら最期までお世話になりたかった。
言っても仕方ないことだけど。
なかなか安定しないものだなぁ……と、ここにきて改めて感じさせられた一日だった。
コメント
義父さんは
短期間で何度も転所というのは、老健施設でしょうか?医療は不要の安定した方でないと退所を繰り返すことになりますよね。寝たきりでなく、起きて生活ができるのであれば、要介護3以上の条件ですが特養ホームが一番と思います。以前より入り易くなってますし。医療は受けられますし、看護師さんが常駐してます。介護認定が受けられないのであれば、介護療養型医療施設(かっての老人病院)が良いと思います。富山県は他県と比べて非常に入り易さでは恵まれてます。ただ、大事なことは、義父さんにとって何が重要かですよね。動かねばならぬのは、御家族であり、あまりセンター方を頼り過ぎると…
やなぎーさんへ
コメントありがとうございます。
ややこしいかもしれませんが、うちには父が二人居て、
今回は主人の父の話です。
卯月の実父ではありません。
義父の入所期間は短期間ではないんですよ。
今までの施設には三年間ほどお世話になりました。
施設長からも「最期の看取り」まできっちりとお世話させていただくとの話だったので、安心していたんですが・・・・
状況が思ったより難しかったということでしょう。
現在要介護5の義父ですので、移動させるとなるとかなり面倒なことになります。
ちなみに特養は収入のある家族が同じ世帯に居れば入居は難しく、私は申し込んでかれこれ七年以上になりますが、一度もお声がかかったことがありません。
未だに待機状態です。<まあもう一度打診してみてもいいかもしれませんが希望は薄いでしょうね>
正直なことを言えば、今の施設が1番良かった。
でも相手側にも都合というものがあり、向こうも悪いと思っているからこそ包括支援の方と綿密にやり取りをした上で、私たちにある程度の選択肢を与えて下さったのだと思います。
おかげさまで今直ぐにでも入れる病院併設の施設は見つかりました。
が、もう一つの選択肢と迷っています。
現在は義父にとって・・・というよりも、お互いの利害がきっちり一致する場所を選ばせて貰えるなら・・・と思っています。
自宅での看取り・・ということも含めて。