最近「主人のブログ」の更新が怠っているので、ここで義父の話題を少しだけ。
「アルツハイマー」と診断されてからとうとう二年が経ちました。
早かった?長かった?
どちらとも言えないけど・・・・色々考えてみると長かったような気がします。
二年の間に手術やら入院やら くりかえした所為かもしれません。
義父はすこぶる順調に・・・ゆっくりと進行しております。
これは有る意味、すごい事です。
決して急激に悪化しておりません。
あくまでも じわじわっと進行しているのです。
暴力的にもなりませんし、自暴自棄にもなりません。
ひたすら、毎日同じ生活を繰り返しています。
散歩も習慣になり、リハビリも週に二回きちんと行きます。
ご飯も、適量に戻りました。
甘い物も珈琲も大好きですが、血液検査に問題は何もありません。
体重も一時期に比べ安定し、理想的な感じです。
血圧もさほど高くなく、毎日計測し書き込みをしています。
二年間、私たちに大きな衝撃は与えられませんでした。
私たちが二年前に診断を聞かされたとき・・・二年後はきっともう何も出来なくなっているかもしれないという不安がありました。
私たちのこともあまり判断できなくなり、孫の名前すら分かるだろうか・・・と思っていました。
でも、現実はそんな不安をあざ笑うかのようです。
確かに記憶力はグンと低下しています。
3分前・・・いや1分前の言葉すら忘れます。
自分の年齢も正確には言えません。
でも自分でお風呂にも入れますし、着替えも出来ます。
ご飯もきちんと綺麗に食べることが出来ます。
これは本当に神様に感謝してもおかしくないのかもしれません。
薬のおかげか・・それとも義父自身の努力か・・・。
なんにせよ、今の状態が少しでも長く続くことに期待したいです。
普段からあまり過剰な期待をせずにいるからでしょうか。
ささいな事が奇跡のように感じます。
昨日、義父は「大きな時計」を落としました。
ガラスが割れたので、大きな音が響きました。
「一体どうした?」という質問に「棚を動かしていて落としてしまった」ときちんと答えることができました。
大きな棚を独りで動かすことは確かに義父の不注意でした。
でも落としてしまった原因を私たちに伝えることができる事はすごくありがたいのです。
時間があまり経っていなかった所為かもしれません。
時計を片付けた後、「着替えを準備してお風呂に入ってな」と声をかけました。
しかし 10分経ってもお風呂にいく気配がありません。
こういう時はサポートが必要です。
大きな失敗をやらかしてしまったときの義父は「一種のパニック状態」にあります。
すると着替えなど簡単な事も出来なくなるのです。
それは何回も経験しているのですぐに感じ取れます。
主人にサポートを頼みました。
案の定、着替えの準備が出来ずに自室をウロウロしていました。
サポートをしてあげると、なんとか準備をしてお風呂に向かいます。
一つの不安が消えると、落ち着いた状態に戻れるのです。
今はこんな状態です。
こういう義父との生活です。
決して穏やか・・というわけではありませんが、すごく困ったということもありません。
安定しているのです。
あと、どれだけこの生活を続けられるのか・・・ま、そんな先のこと考えていても仕方ないですね。
コメント
日々感謝
卯月さんこんばんはー。
雪が酷いですねー。
雪よかしが大変です。
義父さまの病気が、穏やかに進んでいる、というのは
やっぱりご本人の努力と運だと思います。
勿論ご家族の支えは言うまでもなく。
その支えがあるから、なんとかしよう、という気持ちが
義父さまに沸いてくるのではないでしょうか。
頭の病気だけは、予想もつかないので、日々
不安でならないとは思うのですが。
精神的にお辛いときもあるでしょうが、なるようにしかならないと
思うのが良いのではないでしょうか。
まぁ最後は、1日を無事に終える事が出来たことに、感謝す
るしかないような気もします。
兎に角よく眠ってください。それが一番です。
あまり薬などは頼らない方がいいとは思いますが、
母が、父が入院していたとき、眠れなくて睡眠導入薬を
処方してもらったのですが・・・体質的なものなのか
なんと!夢遊病になりました・・・(笑)
いろんな意味で、疲れた時期でした。
Y’sさんへ
おはようございます!
寒い日が続きますがお変わりございませんか?
雪すかしが面倒だと思っていたら
義父がせっせとやってくれていました。
有り難いことです。
そう、「運」もありますね。
脳がどの方向から萎縮していくかという事も運が関わってきますし。
まだまだ会話も普通にできますし、
それだけでもありがたい話です。
おかげさまで、家族皆達者ですから
いろんなことを頼めて、わたし自身は
すごく楽に生活させてもらっています。
時期がくればその時に合った対処方法で
乗り切っていきます。
色々ありがとうございました。
不安な部分が確かにあるので
こうやって文字にして誰かに聞いていただけるのはすごく嬉しいことです。