旅の時間はあっという間に過ぎ去っていきます。
朝四時に目覚めた私は、恐らく三時間半ほど熟睡したのでしょう。
すっきりした頭でベランダに下り立ち、ひんやりとした朝の空気を存分に吸い込みました。
辺りは真っ暗。山の中なので当然です。
二度寝することも考えたのですが、経験上、後から辛くなると解っていたので潔く諦め、荷まとめを始めました。
かにたまさんもY’sさんも朝はゆっくり派なので、恐らくお風呂や朝食は別々になるだろうと覚悟していました。
SPAは早朝6時から。
もちろん狙うは一番風呂です。<写真の為に
タオルを腕に抱き、エレベーターに乗り込み、10分前から待機。
誰も来ません。(当たり前)
ほんとギリギリの時間に照明が灯され、受付のスタッフがやってきました。
ロッカーの鍵を受け取ると、駆け込むように露天風呂へ。
滅多に見られない俊敏さを見せます。
おかげで無事、誰も居ない静かな景色をスマホにおさめることが出来ました。
慌てて更衣室に戻ると、賑やかなマダム達が続々と入ってきます。
皆さん、朝日を拝む気満々ですね。
いつしかインフィニティ露天風呂にずらり。
茜色の空を皆でじっと眺めていました。
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素晴らしいお湯に満足した私が部屋に戻ると、時計は七時を回ったところ。
この後の予定を思い浮かべながら再び荷まとめをしていると、かにたまさんが隣でゆっくりとお目覚め。
まさか・・・・!?
過去の経験上、旅先でこんなにも早く起きてくれることは、まず無い!<断言
結局、Y’sさんものそっと和室から登場し(これまた奇跡)、お二人はSPAへ。
どうせなら風呂上がりに、三人で朝飯を食べようということになりました。
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「日本料理 華暦」でゆったりとした朝ごはんです。
朝日に照らされた山の紅葉を眺めながらの食事は、すこぶる贅沢。
まずは人参ジュースから。優しい味。
お姉さんが山芋を大きなすり鉢でゴリゴリと。
美味しそうなとろろが仕上がります。
蒸し野菜とベーコンは特製ダレにつけて。
二段になったお重にはご飯に合うお総菜がずらり。
ハタハタの下に隠れた「西京焼き」がすごく美味しかった!
大根おろしがたっぷり乗った出し巻き卵も美味。
とろろ飯は文句無しに旨い。
軽く二杯いけました。
お代わりにお粥まで。
デザートはフルーツヨーグルト。
朝からこんなにたくさん食べる事は、まあ無い。
やはり旅腹というものは恐ろしいですね。
とても美味しゅうございました。
その後、ロビーでのんびりお茶をし、チェックアウト。
有馬の湯をこんなにもたっぷり堪能出来たのは、Y’sさんのお誘いのおかげです。
ありがとうございました。
お土産:XIVのXO醤は間違いが無い(1800円)
帰り道、立ち寄ると決めていた丹波篠山は、私の祖父母が暮らしていた町です。
ここ二十年で少し観光地化されたようですが、この日はさっぱり人がいませんでした。(謎)
今の季節はぼたん鍋が有名です。相当美味しいです。
・・・
さて、篠山といえば黒豆。
昔は母が正月にたくさん煮てくれたものですが、最近は全て瓶詰めに頼っています。
やっぱりプロが作ると照りが違う。皺が寄らない!ほんと便利な世の中です。
※かにたまさんは自分で煮る為、乾燥豆を購入されていた。えらい!
こちらは小西の黒豆パン。(550円)
しっとり柔らかなパンに黒豆がたっぷりINしています。
見た目より美味しい定番のお土産です。
もういっちょ、黒豆専門店へ。
「小田垣商店」 は創業1734年の老舗。渋い店構えに心躍りますね。
今回はこちらのお店で瓶詰め(正月用)を購入しました。
色々な用途の黒豆商品が並んでいて、流石は老舗!
蒸し黒豆は初めてですが、あまりにも美味しそうなので試しに購入しました。
煎りマメは健康的なおやつです。
永遠に食べていられる素朴な旨さ。
二袋・・・・なんてけち臭い買い方せずに、十袋くらいいっときゃ良かった。
ひっそりと丹波大納言小豆もあって、これで餡子作って最中なんてのも最高です。
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次に向かったのはJAの物産館(定休日なのにたまたまOPENしていた)。
篠山と言えば山椒。
うちの山にもわんさか植わっていて、それをおじいちゃんと一緒に採りに行った覚えがある。(当時四歳)
昔は皆、自分の家でそれぞれの味を作ったものだけど、私は何一つ受け継いでいないなあ。(駄目な子)
山椒の醤油漬けはおにぎりにまぶしたり、冷や奴にかけたり、麻婆豆腐に添えたり、何でも使えます。
このほかに篠山のお米を少々購入。(香りが良いお米)
また後ほど感想を書く予定です。
次がラスト!
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