義父の体 大学病院にて

 


久々に金沢大学病院で「義父」の診察がありました。
今回は治験もありました。

詳しくは主人のブログにあるのですが
義父のアルツハイマーの進行状況は嫁の立場からみてもやはり速いと思います。


最近、私たち家族は慣れてきたのですが、
義父だけは自分の変化が不思議で仕方ないといったかんじ。
いつでも新鮮に感じるのでしょう。


何故、こんなに忘れる?

何故、こんなに覚えられない?

何故、人の言っていることが頭に入っていかない?



苦痛により たまに落ち込んだりもしています。

普段は本を読んだり、テレビを観て笑ったり、ドリルをしたりと
一生懸命日課をこなしているのですが、
今日、病院へ行ったとき、治験担当の医師から受けた診断を聞き、
軽い、混乱&ショック状態に。

暴れたり、怒鳴ったりは一切ありませんが、
何度も何度も同じ事を短時間に聞くのです。
不安と理解不能な状態が入り混じって、困惑しているのでしょう。


義父の体の右手足の筋力が衰えてきているのです。
実は缶ビールのプルトップを右手で開けることが出来ません。
ここ何ヶ月間かで症状は一気に悪化したようです。

医師の判断は精密検査の後の手術でした。


原因がどこにあるのかはっきりさせ、それに対した治療を施すことになりました。
このまま放っておけば義父は右半身不随になるかもしれないとおっしゃったそうです。

それは私たち夫婦にとってすごく困るし、何よりも義父にとっても最悪な事態です。


元々、首の頚椎が圧迫されている義父。
それが故に、肩がこったり、腰を痛めたりといろんな弊害が現れていました。

手術という方法は何度も考えましたが、賛否両論だし、
なかなか踏み切れずにいました。
しかしここまで悪化してはそうは言ってられませんね。

医師はもう一つの可能性として「脳」を示唆しました。

脳の信号が行き渡っていないとこういう状況になる・・・かもと。
その場合も手術という事になるのでしょうか。



義父はとても我慢強い人で、痛みも相当我慢します。
体の不調も随分時間が経過してから私たちに伝えることが多いのです。

しかし、それ以外に、「アルツハイマー症状」の一つとして

「伝えること自体を忘れてしまう」

ということがあると気づきました。
これは盲点でした。


言わなきゃ・・と思っていてもすぐに忘れたら私たちに伝わらない。
これが今回のネックだったと思います。


ご存知の通り、私は明後日からイタリアへと飛び立つので
検査も入院もその後、ということになりました。

ベッドの空きもすぐというわけにいかなかったようで、仕方ない部分もあります。


今日は朝8時から夕方4時までの病院滞在。

義父も疲れたでしょう。
ゆっくり眠って、明日には少しクリアな頭になっているといいのだけど・・・




コメント

  1. かにたま より:

    うーん
    片方だけってことがあるんですね。
    ゆっくり考えれば、ありえることだって分かるんだけど
    想像ついていませんでした。

    こんなこと書いちゃイカンかもだけど
    このタイミングで旅行することになったってのも縁で
    義父さんの検査入院も旅の後になったのだから
    無事飛行機が飛んじゃったら、後は楽しむしかないと思いますよ。
    (現に私も飛行場に行く車中で祖叔母の知らせをきいたけど、行ったしなぁ)

    なかなか出来ないと思うけど、行きの電車&飛行機内でも
    目を閉じて体を休めるようにしてくださいね。
    旅行に体調不良を持って行っちゃだめっすよ~

  2. 卯月 より:

    かにたまさんへ
    ありがとうございます!

    イタリアはめっちゃ楽しみです。
    体調もまずまずいいと思います。

    出発前の一騒動でしたが、命に別状がない分、
    よかったと思うことにしました。

    手術で改善できるならそれにこしたことはありませんし・・。

    無事に旅先から帰ってくることを考え、
    行ってきます。

    長いフライト久々で、腰が痛そう(笑)。
    向こうからブログ更新しますね<可能ならば

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