「鮨　八や」　in 示野

「鮨　八や」

金沢市示野中町1-71-7
076-233-3288
17:00～22:00
休/月曜、第3日曜　
席数/カウンター9席　座敷2室

主人の先輩にあたるグルメな方が「一押し」していたお鮨屋さんへ行ってきました。

金沢で好きなお鮨やさんは数々あります。
「志の助」「乙女」「小松弥助」「めくみ」等々・・・。

こちらのご主人は「太平寿司」のお弟子さん。
独立オープンして7年になるそうです。

「太平寿司」さんには随分前に一度だけ・・・。
http://blog.goo.ne.jp/utsuki321/e/e823f69a0b428318e8c2507551e18a3d

そう言えば、かなり美味しかったな～とおぼろげな記憶。

すっきりとしたカウンター。
ちょーっと芳香剤の香りが玄関辺りに漂っていたけれど、カウンターでは比較的マシでした。

女性が好みそうなガラスの皿。
季節を感じさせる桜です。

醤油入れも可愛い。

「常きげん」　雷神　吟醸を一合だけ頂きました。
口当たりのよいお酒で、するする飲めます。

お通し的に出てきたのは、鯵のミニお鮨。
ギュッと巻いてあるのですが、口に入れたらホロっとほどけます。
それはもう美味しかった。

醤油加減も丁度よく、お腹が空いてきます。

その後の汁物は「甘エビ」の美味しい味噌を使って豆乳と白味噌（あってるかな？）で溶いたもの。
うーん、これはすごいな。
海老の風味が勝ちすぎず、かといってまったりもし過ぎない。
加減が難しい一品です。

次に、「あら」が登場。
この「あら」、文句なく今までで一番美味しかった。
ホントびっくりしました。

しめ鯖

さすがに太平寿司さんの輪郭がしっかり残っています。
美味しいです。

ホタルイカと帆立、そして菜の花の昆布巻き。

ホタルイカ、美味しいねえ。
私の苦手な風味を全く感じなかった。
控えめな酢味噌もＧＯＯＤです。

技ありの一品。

蒸しウニとご飯を敢えたもの。
優しいリゾットにも感じました。
雲丹の濃厚な味が酒をすすませます。

こちら「ひらまさ」の炙り。

脂のノリも丁度良く、その上　表面の炙り方が絶妙。
本当に旨い！
自家製ポン酢だと思うんだけど、これも素晴らしいです。

海老=金沢といっても過言ではありません。

「白海老　ガス海老　甘エビ」の三種盛り。

濃厚な味噌がのった甘エビは文句なし！
ガス海老の上品な甘みもやはりいいですねえ。

度肝を抜かれたのはこちらの「鮟肝」です。

丁寧さをヒシヒシと感じる！
感動しました。

もっともっと食べたい！！と欲望が・・・。

そしてここから怒濤のにぎりラッシュ！

「こはだ」

「漬けまぐろ」

「さより」

「能登の虎ふぐ」

「トロ」

「能登もずく」

箸休め的にはぴったり！やはり・・酢加減も上々です。

「イカ　湯引き」

柔らかくていいんだけど、旨味が多少逃げちゃっているような・・・そんな気が・・・。

「雲丹」

まぁるく角の少ない雲丹の味、最高！

「のどぐろ」

ほんのり炙ってあり、香りも脂も甘かった～。

卵は二種類。
甘エビの濃厚な味がする厚焼きと、優しい味わいのだし巻き。
どちらも美味しかったです。

ここからは追加。

「ばい貝」

久々のばい貝に口がとろけそうになった。

「イカ　生」

イカは湯引きより、こちらの生の方が旨いし、甘い！

「煮はまぐり」

やわらっか～！
本当に柔らかくて口ですぐ無くなりました・・・勿体ない(笑)。

「赤西貝」

〆が赤西貝になりましたが、これはこれでいいですね。
本当はもう一度、「あら」食べたかったんですが、お腹いっぱいで無理。

噂通り、美味しいお鮨屋さんです。
丁寧だし、何よりも美しいお鮨です。

難点・・・をいえば、シャリがちょっと・・・。
なんだろう、もう少しだけ粘りが欲しい。
もうちょっとだけ・・・・甘みも・・・。

今のシャリの割合がベストと感じてらっしゃるようなんですが、私にとってはちょい物足りない感じがしました。
あと、コハダとさよりには　あと一歩何か足りませんね。

鮨の合間の一品などは文句なしに美味しかったです。
職人さんらしい動きも素敵でした。

また時期をみて訪問したいです。

二人で26000円でした。