ミーコとケア(3)

 

 

さて、今日はまた症状が悪化したような気がします。

朝、オムツを外し、トイレへ連れて行ったら「おしっこ」は出来ました。

再度オムツを履かせ、スポイトで水を何度かに分けて飲ませます。

薬を思い出すのか、ちょっと抵抗(わりと強い力)されましたが、全部飲みました。

オイルヒーターのスイッチを一度切ったんですが、やはり寒そうだったので再びオン。

エアコンの風よりもずっと優しいし、お役立ちアイテムです。(ネックは電気代の高さ)

色んなサイト(終末ケア)を読み漁りながら、とにかく床擦れしないよう、定期的に寝返りを手伝います。

そう、寝返りを自発的に出来なくなってきました。

これが悪化した症状の一つです。

 

お魚も食べないので、水だけでも・・・・と、抱っこして器の目の前に座らせます。

もう・・・足腰が立たないんですよね。

だからコテッと横たわってしまうんです。

私が後ろから腰を支え、安定したらゆっくり離してあげます。

するとなんとか水は飲んでくれるんです。

その勢いがたとえ病気の所為だったとしても嬉しくて・・・・飼い主としては彼女の生命力を感じてしまいます。

水を飲みきった後、またしてもゴロン。

動く事もままならない。

すかさず拾い上げ、またベッドへそっと横たわらせ、温かいブランケットを掛けます。

すると、「はぁ・・・やれやれ」といった表情を見せるので、「ようやく年相応の顔をするようになったな」と褒めてやりました。

今まで色んな方が、老猫には見えない!と仰って下さって、

私自身もそうでしたが、いつまでも若々しく生き続けるものだと思い込んでいました。

そしてお別れの日が、こんなにもいきなりやってくるとは・・・・。

あまりにもミーコが心配過ぎて、トイレに行くのも気が引けるんですけど、実はそこまで切羽詰まってないんです。

でも・・・・多分、一週間は無理かな。

覚悟が出来ている一方、まだまだ生きていて欲しいと本気で願う自分に「ほんとエゴイストだなあ」と感じます。

ミーコだって元気に生きていたかった。

でも痛くて、しんどくて、胸の中は不安でいっぱいでしょう。

プライドの高い彼女がオムツなんて履きたいはずがない。

こんな状況を私たちに見せたいはずがないんです。

生き物は皆「死」を迎えるわけで・・・・・よーく解っていても、やっぱり毎度辛いですね。

今まで多くの別離を経験してきましたが、これほど寂しい別れはほんと初めて。

どんどん精神力が削られていく中、それでも魚を焼きつづける卯月です。

 

 

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